「大型連休中には(ガソリン価格は)一気に値上がりすることにはならない」と
あの町村官房長官が言ったそうだ。
ガソリンスタンドは値下げだ値上げだと政府の体たらくに振り回され、そのツケは国民に回ってきている。
暫定税率撤廃の際には身を削って値下げ対応に追われ、
今回の利権のための税率復活で利用者から四の五の言われているのに、
官房長官のこんな無責任で他人事のような発言にさぞかし呆れているだろう。
まぁ、山口2区補選の結果を受けてのあのような発言をする人間だから無理もないか・・
福田首相においては、「便乗値上げに注視する」旨の発言。
もしそんなことがあるのなら、これだけ騒がれている価格に敏感な利用者に見抜かれるのは当然である。
国民を馬鹿にするにもほどがある。 これで石油会社にいたとはねぇ・・
発言の趣旨がまったく理解不能である。 彼自身の頭が不能(不毛?)なのだから無理もない。
こんなコンビがわが国のトップに君臨しているのである。
今日からの元売出荷分には税率分が乗っかっており、原油高で30円以上の値上げである。
これで値上げしなければガソリンスタンドの経営は出来ない。
慈善事業で商売をしているのではないのだ。
自分たちは利権にあやかることが出来るから、官房長官の呆けた発言になるのも止むを得まい。
それだけ現在の利権集団自民党には危機感というものがまったくない。 もちろん官僚も。
マスメディアも「誰がくっついた離れた」などと芸能人の色恋沙汰を取り上げている場合ではない。
無駄遣いの徹底究明と利権構造の暴露、そして国民生活に密着している問題をもっと取り上げるべきである。
年金、医療、教育と国から見離されている問題が山積している。
それらの問題が道路より軽いかどうか、しっかりと見極めて報道することがメディアとしての使命である。
これに突っ込めない理由があるかどうかは知る由もないが。