後期高齢者医療制度の説明不足は明らかでしょう。

これほどまでに混乱を招いていながら、総理も厚生労働大臣も、

「十分に説明している。」と胸を張っています。



今月15日に悪魔の天引きが行われましたが、

それは2・3月分の年金が入金されたものからです。

天引き分は4・5月分。

つまりは、貰うものは後からで、取れるものはいち早く取るということです。



少ない年金で暮らしているお年寄りには「打撃」であることは間違いありません。



そんな中、茨城県の職員が10億円もの横領をし、

そのお金を競艇につぎ込んでいたというのですから開いた口が塞がりませんね。

補填分は積立金などで補うということですが、それも徴収した年金からです。

一生懸命納めた年金が個人のギャンブルに消え、

さらに納めた年金で補う。

自治体は、何の痛みもないんですね。



こんな状態で取るものだけとるという姿勢で政策を強行し、

「一生懸命やっているんですよ」なんて言われても、

われわれ国民には何も伝わってきません。



財源不足だけを謳い、ガソリン税も復活させる腹積もりのようです。

定率減税はさっさとやめて、減税されたものは躍起になって復活させる。

でも、横領などの補填には税金が使われる。

そして利権だけはしっかり守る。

自民党は利権大好きの集まりですからね。



国民のことを真剣に考えているというのなら、

国民が安心して生活できる政策を「分かりやすく」作り、遂行することです。

そして国会議員、官僚を筆頭とする公務員も痛みを伴うことです。



「国も自治体もここまでやっている」ことを示せば、

国民にも伝わってくるでしょう。



まぁ、利権大好き集団では伝えることより、私利私欲が先でしょうね。