今回の衆議院総選挙は、従来の政権与党対野党第一党の争いという構図とは違い、第3極に大きな注目が集まっているのが特徴だ。事実、日本維新の会は、各種世論調査では、投票先として、民主党と共に、自民党に次ぐ2位争いを演じ、日本未来の党は、改選前の議席数で、民主・自民に続く3位の60議席余りを占めている。誰が言い始めたのかは定かではないが、「自民党はこりごりだが、民主党にもがっかりした」との言葉が、至る所で散見される。有権者の40%以上を占めるといわれる無党派層の多くは、この2大政党に拒否反応を示しているのではないか。そこで、最後に第3極を取り上げて、自分なりにこのテーマにけりをつけたい。毎回書くが、あくまでも個人的な見解なので、念のため。
日本維新の会は、いよいよ選挙本番、勝負の時となってから、何をバタバタしているのだろう。お山の大将が2人いては、始めから上手く折り合いがつく訳がない。
石原慎太郎氏は、究極の俺様だ。自分以外の全ての人間を見下している。マスコミ対応を見ているだけで、誰の目にも明らかだ。なぜあのような高慢な人物が、政治家として一定の支持を得てきたのか、理解に苦しむ。田中眞紀子氏に暴走老人と言われた事への腹いせか、自己紹介の度に自らそう名乗っているようだが、受けているとでも思っているのか?任期を半分以上残して都政を投げ出すなら、どうして80歳を越す高齢で4選を目指したのだろう。このての人物に共通する間違ったプライドを回復させる為に、どうしてもオリンピック招致を成功させたかったからではないのか。ところが、新しいおもちゃと見れば飛びつく我侭な子供のように、国政に復帰して活躍できそうだと見るや、とっとと乗り換えてしまった。尖閣諸島を東京都が買うと迄言っておきながら、未だ日中関係は険悪なままなのに、知らぬ顔だ。当然、オリンピック招致は全く盛り上がらない。加えて、過激な右寄りの政治思想の持ち主となれば、到底支持できるはずがない。
橋下徹氏も、ファシズム、ハシズムと呼ばれ、統治機構を変える、独裁が必要だと言ってはばからない。原発問題等で、政策の異なる石原氏に対し、できない妥協をして無理に一緒になったから、矛盾や綻びが沢山出てきたのも、当然の流れだといえる。トップダウンの統治政治を目論む橋下氏は、なぜ、こうなる事が分かっているのに、石原氏と組んだのか?党首の座を譲り、政策面でも妥協を繰り返してまで、一緒にやるメリットが大きいとは思えない。まさか、石原氏をリスペクトする余り、盲従しているわけではあるまいし。
解散直後の勢いはどこへやら、最近は党内の混乱振りも目に付く。橋下氏が妥協して、30年後にフェードアウトするとトーンダウンした原発問題について、石原氏が党首討論会で、その政策は直させたと言い放つ。ところが、松井大阪府知事は基本政策であると反論し、橋下氏は行く先々で、この騒動の火消しに苦労しているという。ただ、大飯原発の再稼働に反対していたのに、いとも簡単に容認に回った過去があるので、シナリオ通りの行動という可能性もあるが。このように、トップ2人の政治思想なり手法は到底受け入れられないものだ。
また、先日発表された公約に掲げた具体的な政策面では、更に首を傾げたくなるものが多い。挙げればきりがないが、雇用を拡大する為に、最低賃金を廃止するなんてありえない。そんなことをすれば、ワーキングプアーが増えるだけで、今以上の格差社会になるのは間違いない。それが分からないはずなどないから、結局は生活保護をはじめとする社会保障の切り捨てに他ならない。自治体首長と参議院議員の兼職禁止規定の廃止などは、橋下氏が大阪市長を続けたまま、国政進出を図る為であることは自明だろう。
石原氏が、「こまごました政策の話をしてもしょうがない、硬直した中央官僚の支配を壊す」と語り、橋下氏も、「政治家ができることは各政策の方向性を示すことのみ」だと言う。これ、本気で言っているのか?官僚を擁護する気などさらさらないが、実務が一番大変なのは、誰もが知っていること。マニフェストというお題目を並べるだけなら、理想論で済むから楽なもんだ。結局この2人は、自らの政治思想を具現化するための権力を得る為に、その雄弁さを武器に、有権者受けする言葉を吐いているだけなのではないのか。そう考えると、政策の違う者同士が一緒になる事も、発言がブレ、振り上げた拳をいとも簡単に降ろしてしまう事も説明が付く。
少し言い過ぎたかもしれないが、僕には、日本維新の会はこのように見える。当然、支持することも、投票することもできない。長くなった。他の第3極については、公示日前最後の日となる明日書くことにしたい。
今日の一曲は、「いつかのメリークリスマス」 B’z 1992年
12月に入って最初の更新ということで、ブログデザインを変えました。
これから25日まで、クリスマスソングをアップしようと思います。
そんな事、皆やってるよとか、お前その曲去年もアップしただろうなんて事が、多々あるでしょうが、ネタ切れ防止の為、平にご容赦のほどを。
という訳で、一発目は、定番中の定番です。
この曲、カラオケで100回は歌ったなぁ。
では、また。