クイズ番組が消えてゆく。 | stockracerの雑記録

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 最近、テレビがつまらなくなったという声をよく聞くが、全く同感だ。つまらない

僕はこのブログでも、スポーツテレビ観戦オタクを名乗っているが、それ以上に、テレビっ子だった。

スポーツはもちろん、ドラマ、アニメ、クイズ、ニュース、ドキュメンタリー、バラエティー(お笑い)、音楽番組、暇さえあればテレビにかじりついて、よく親に怒られたものだ。テレビ

しかし、この1年余りで、テレビ局の経営状況の悪化で、製作費の節約を余儀なくされているとの理由からか、テレビ番組そのものが、本当につまらなくなってきたように思う。

ただ、その対策として、スポンサーとの安易なタイアップや、本来の番組の趣旨を無視した過度のテコ入れが目に付くのは困ったものだ。

中には、長年人気を博してきた番組を、僅かな視聴率の低下で改革ならぬ改悪し、一層の視聴率悪化で打ち切りを余儀なくされるケースもある。

特に、大好きなクイズ番組でその傾向が目立つので、僕の見ている幾つかの番組を例に考えてみたい。


 視聴者はクイズ番組に、何を求めているのか。

多数派を占めるのは、クイズを自分で解くことを目的に見るのではないだろうか。

先日、長年司会を務めた児玉清さんが亡くなったのは残念だったが、正統派クイズ番組の典型が、「アタック25」だろう。

頑なに番組内容を変えない事が、固定ファンやクイズマニアの指示を受け続ける理由ではないだろうか。

だが、それだけでは、視聴対象が一部のクイズマニア向けに限定されてしまうので、ゴールデンには苦しい。

だから、タレントを出演させ、司会者とのトークを交えたクイズバラエティーというジャンルが確立されてきた。

現在放送中の、「1年1組平成教育学院」も、改編前の「平成教育学院」や「平成教育予備校」の時代には、ロザン宇治原や石原良純等、インテリで話術にも長けた出演者や、それと対比させるボケ役?のタレントを揃え、トークバラエティー色はあっても、クイズをメインとして楽しめる番組を提供していた。

ところが、視聴率の低下が理由だそうだが、この4月改編でリニューアルされた、「1年1組平成教育学院」を見てがっかりした。

クイズ的要素が激減していたのだ。

これでは、クイズを見たい視聴者は離れますよ。

ここ数回の放送では、特定のテーマで取材に出かけ(時には出演者自らが)、クイズ形式で紹介する内容になっている。

これはもう殆ど、情報バラエティー番組の範疇であり、改編前からの、自分でクイズを解きたい視聴者は、確実に離れていくだろう(もちろん、僕も)。

そう感じていた矢先に、番組打ち切りのニュースが入り、やっぱりなとやけに納得したのだ。

詳しくは書かないが、「ガリレオヒット脳研」も同じ理由で駄目だ。

こちらも、打ち切りが決まったらしい。

謎かけをやっている頃は面白かったのに……。


 同様に、「クイズ!ヘキサゴンⅡ」ヘキサゴンという番組があるが(フジテレビに拘っている訳ではないので念のため)、この番組は、おバカと呼ばれるタレントの珍回答・珍発言の面白さが売りだ。

しかし、番組の後半に必ず行われていた、全員参加の勝ち抜けクイズで、インテリの出演者にも、その博識ぶりを披露する見せ場があり、このコーナーでクイズマニアの視聴者の、自分で答えたいという気持ちも満足させることにより、クイズ番組としての体を成していたように思う。

しかし、最近、この「早押し勝ちぬけリレークイズ」のコーナーが無くなってしまい、番組全てがバラエティー化して、クイズを解きたい視聴者にとっては、全く物足りない内容に変わってしまった。

この番組は元々、司会の島田紳助氏が主宰する、人気タレント養成の虎の穴のようなもので、紳助氏が、素質がありながら今一つブレイクしていないタレントを、おバカタレントとして多数出演させ、今や誰もが注目する人気タレントを何人も抱えている、お化け番組だ。

努力により、チャンスを生かして、売れっ子になったタレント達は、もうおバカを演じる必要もなくなり(クイズの回答を見ていると、もの凄く勉強していることもよく分かる)、インテリとおバカの対比で見せる面白さは、出し難くなっているのかもしれないが、だからと言って、クイズ番組を名乗るからには、ちゃんとクイズもやってもらわないと、ヘキサゴンファミリーのファン以外の視聴者は、必ず離れて行くだろう。


 他にも、製作費を浮かせるためと思われるが、スポンサー企業との露骨なタイアップを強調したような、提灯持ち番組の氾濫も問題だ。

コンビニやファミレスの人気商品の、売れ筋ランキングと専門家の評価の違いを、スタジオの出演者にクイズとして当てさせ、その結果についてトークを繰り広げるのだが、どう見ても、番組全体が企業の宣伝にしか見えず、一度見ただけで食傷気味になってしまう。

宣伝は、CMだけで十分だと声を大にして言いたい。


 万人受けするクイズバラエティーというジャンルができて、、ようやく成熟しかけて面白い番組が増えたと思っていたのに、製作費を節約する為の、安易なタイアップや、番組のジャンルを無視する様な改編による視聴者への裏切りで、時間をかけて見たくなるようなクイズ番組は、ほとんどなくなってしまった。

今このジャンルで成功しているといえるのは、「Qさま」と「ネプリーグ」くらいか。


最近は、どのチャンネルに切り換えても、似たような形式の番組ばかりで、個性も専門性も希薄になっているように思う。

そう言えば、今日の内容からは外れるが、あの「水戸黄門」も、今放送中のシリーズで打ち切りになるという。

この件にしたって、由美かおるの入浴シーンが無くなったからとか、マンネリ化で飽きられたとの意見もあるが、僕の目には、以前と比べて、勧善懲悪というよりは、コメディータッチの度合いが強くなっているように見えるし、助さん、格さんのキャスティングに象徴されるように、視聴率稼ぎのために、番組の色を無視してまで、人気俳優を出演させる傾向が強まった様に見える。


 僅かな視聴率の低下だけで、これまで培ってきた番組の形を安易に変えてしまうのはおかしい。

そんなことをすれば、番組開始からの視聴者は必ず離れて行く。

結果、新たな視聴者の開拓どころか、数字自体がさらに下降し、番組そのものが消滅するという最悪の結果になる。

マンネリ化、大いに結構、視聴者に支持されているから、マンネリになる程の長寿番組になったのだ。

変化はマイナーチェンジに留めて、それで打ち切りになるなら、それが、その番組の寿命なのだと思う。


 個人的希望だが、打ち切られたクイズ番組の中には、今復活しても十分受け入れられそうな番組がたくさんある。復活!!

マジカル頭脳パワー、IQサプリ、ヒントでピント、アップダウンクイズ、ベルトクイズQ&Q、連想ゲーム、等々。

僕の記憶では、これらの番組の中には、前記のような、改編ならぬ改悪により打ち切りに追い込まれた番組もある。

また見たいなぁ、何とか復活してほしいものだ。


 では、また。