2週間限定公開の初日に映画館にてひとり鑑賞〜

同じ映画館で韓国ミュージカルのエリザベートを見て韓国の演劇界のレベルの高さにびっくりできたが、今回も前回同様大満足での鑑賞となりました。

初日金曜日1日2回鑑賞時間の夜だったのでまだ観客少なく横も前もいなくてどっぷりとファントムの世界観に浸かって楽しんできました。


ファントムは宝塚版で花組蘭寿さんバージョン、

雪組望海さんバージョン、もちろんクリスティーヌは真彩さん。雪組は劇場チケット取れずで渋谷の映画館でライブビューイング。あまりにも観劇してBlu-ray購入。

外部は城田優さん演出で真彩さんクリスティーヌが見たくて国際フォーラムで観劇。

劇場四季のオペラ座の怪人も見たことがあります。


ネタバレ含みます。



韓国の演者さんは歌も演技もレベルが高くて、オペラ座でオペラ鑑賞をしていると錯覚するくらい

クリスティーヌもカルロッタも歌声すごくて上手すぎる。

今回も舞台映像とはいえカメラアングルが素敵すぎます。

後半、エリックの体に憲兵の銃弾が当たった後に父親であるキャリエールに

土の上で横になりたい、誰にもわからないように埋めてくれ

みたいなことをお願いするんですよ。

そうだよね、外の空気に触れたかったよねって思いました。涙腺うるっときました。

その後、みんなに見つかり他の人に捕まる前に父親キャリエール最後に手を下すように懇願する場面はほんと悲しすぎます。

父親の銃弾の音が鳴り響き舞台上に5秒ほど静寂が〜ここ辛すぎるんですよ。

次の音が出た途端に私ったら嗚咽出そうになっちゃいました。音量の大きい映画館で良かった。

エリックの死の場面で終わる舞台ですが悲しいけれどなぜか悲壮感はないのよね。

ここがオペラ座の怪人との違いかなと私は思うのよね。

だってファントム、怪人だけどこの子にはエリックという名前があるのよ。大きな違い、名前があるなしで扱いが違いますからね。

クリスティーヌの母のような愛、ずっと父親とは名乗らずとも見守ってきたキャリエールの父の愛。生まれてきた意味、生かされている理由、深くて重すぎますが本当に素敵な楽曲と歌詞に助けられていますね。

ベラドーナとキャリエールの出会い、バレエシーンでのしなやかな踊りでの表現がとても素敵です。城田バージョンでの真彩さんもこの場面がとても素敵でした。

舞台挨拶、カーテンコールでエリックがクリスティーヌに赤い薔薇を1輪差し出し、振り向き手を大きく広げての後ろ姿のところで真っ赤なファントムの文字が重なりとても素敵ドラマチックなクライマックスでした。

大満足。

主役のふたりはもちろん、カルロッタ、シャンドン伯爵、キュリエール、皆さま歌も演技も素晴らしく、この演目は素敵な楽曲と演出なので映画館で見るミュージカルですがこれ本当の舞台で見たらどうなるのかしら。

字幕なくても十分に楽しめると思うわ。

ブロードウェイとかのあちらのカンパニーがそのまま来てってあるけど

そのうち韓国ミュージカルを日本でもとなるのではと期待しちゃいます。

NHKの番組で井上芳雄さんが韓国へレッスンにというのを見ました。

ソウルには大学路というところが演劇の街として有名で小さなものから大きなものまでいくつも劇場があって文化芸術を国の機関が支えているとのこと、たくさん上演されているそうです。

演者さんの実力が高いのもわかりますよね。

良い舞台映像を見て胸いっぱいになった帰り道でした。


義母と娘とパリへ行ってオペラ座に行ったことがあるので素晴らしい建物ゴージャスな装飾と光景が目に浮かびます。