フリューゲル 万華鏡百景色

大劇場1回東京2回の合計3回目の観劇

A2Care 貸切公演

ありがたいことに大劇場で購入していただいたハガキを送っての抽選で観劇チケットが当たりました。

ハガキ1枚でひとり1枚の抽選で日にちを空けて私と娘の名前で2枚送ったんですが両方当たりました。それも偶然にも並びの席。

住所検索で並びにしてくださったのなら本当にありがたいです。

幕開け前にA2Care の社長さまのご挨拶。

終演後はトップ月城かなとさまご挨拶ありました。

A2Careは夢奈瑠音さんがイメージガールなので

月城さんのご挨拶の中で、「これからも宝塚、月組を」とおっしゃるのかと思ったら、「月組スターの夢奈瑠音をよろしくお願いします」とおっしゃっていました。

客席降りの時も今日は後方席夢奈瑠音さんが目の前だったのですが、スポンサーさま貸切なので月城さんが夢奈さんのそばにきた時に手で彼女の立場持ち上げる仕草をされていて優しいトップさんだなぁと思いました。


今日は休演されていた海野さんも白雪さんも復帰されていたのでちょっと期待していた貴重な代役公演を見ることはできなかったけれど、おやすみ明けての海野さんの歌声がぶれなく高音も綺麗であれ?こんなにお上手だったと思うくらい、月城さんとの息もピッタリ素晴らしい舞台でした。

なかなか難しいショーですが3回目にしてやっと細かいところまで理解しまして、このショーは好きかも〜ということでブルーレイお買い上げで家に戻ってから何度も見直しております。

やっぱり宝塚の舞台、月組大好き。


いろいろ思うことあります。

ご遺族さまが悲しみの中で声を上げてくださった。

バスの中で見たネットニュースの記事。

くりくりまわる大きな瞳、この文章を読んだだけでお会いしたことがないのにご両親に愛され大事に育まれていらしたのであろう亡くなられたお嬢様が脳裏に浮かんでしまいこの先がこんなところで読んでいいのかと悲しくなって読めなくなってしまいました。

家に戻りじっくり読んでみましたがやっぱり文春の記事は本当だったんだと思いました。

実はね、最初に記事が出た時はこんな週刊誌買ってはダメよ、と書きました。

でもね本当は芸の世界、多少の足の引っ張り合いはあるのではと思っていたの。

それでも最初は怖くてあえて買ってまで読もうとは思わなかったんですが、第2弾の暴露の記事の時に買って読むことにしたんですね。

罵られ罵倒され上級生のフォローもなく、支えあってもらえる同期も辞めてしまい人数も減って本当に毎日苦しかったことと思います。

今回の遺族さまの文章で亡くなられたお嬢様は責任感もありなんとか頑張ろうとされたのに睡眠もろくに取れずのブラックな体質の中で全てに疲れてしまったんでしょうね。

もうそんなところには行かなくていいから、あの時もっと強く言えばよかった、きっとご両親は今もそんなふうに苦しんでいらっしゃることとお察しします。かわいそうに本当に悲しいです。

企業としては時間外労働の多さなど就労の改善を見直していくのでしょうが、今回ご遺族が声を上げた次の日に宙組の内部調査が終わったこと、数日中に結果を発表する旨の発表がありました。

タイミング良すぎ、タイミング悪すぎ。

うやむやにするつもりと言われても仕方ないでしょう。

80人近い女性の統率、年齢にも幅はあり、中卒で入った人が劇団1年目には17歳、宝塚に入るためにバレエや歌のレッスン、受験スクールに通ってのお嬢様がほとんどのはず。

夢に向かって頑張る娘を精一杯応援しているご両親、ご家庭で愛情いっぱい育て見守られたお嬢様ばかりだと思うの。

週刊誌を読んだ時に浴びせた罵声の言葉の汚さの多くに気持ちが悪くなりました。

どんな生活、経験をすればそんなひどい言葉を浴びせる人になるのでしょう、同じような年齢の娘がいる私は本当に胸が苦しくて悲しいです。

罵るだけその後にあるべきフォロー、環境ではなかったのでしょう。

宙組に入ったばかりに、とあったけれど雪組にいらっしゃるお身内の方は違ったのですよね。

宝塚は夢を見せてくれるところと思っていたけれどこれからはどうだろう、特に今の状況では宙組は無理。

やっとトップになられたあの方を見るのは残念ながら辛すぎる。

あと1週間足らずで月組も千秋楽でその後に宙組の幕が開く予定です。

それまでに調査結果の発表と上層部が頭を下げて宙組の幕を開けようという段取りなのでしょうが今回はおやめになった方がよいのでは、宝塚ファンも亡くなられたジェンヌさんに黙祷の気持ちを持って東京も全て公演中止になっても納得するのではと思いますよ。

こんな中でも今日の日比谷は盛況でした。

月組さんはよく頑張っていらっしゃいました。

往年のスター、東京の劇場で毎回帰りにありがとうございましたとお客様を見送ってくださるお偉い元ジェンヌがいらっしゃいます。

この先も長く素敵な舞台を届けてくださるために今回はどのように幕引きなさるのか見届けたいと思います。