母の家にあった私の荷物整理が終わりました。

生前中に預かっていた鍵を兄に渡して

あとのお掃除は兄夫婦にお任せです。

母の姉妹にあたる叔母さまたちにお洋服やアクセサリーの形見分けも終わりました。

叔母さまたちはみんな北海道にいるのでお電話口で亡くなった実感がないと泣きながらおっしゃっていました。

いつまでも姉妹を想いのお気持ちありがたいです。


この3週間、葬儀の打ち合わせや部屋の片付けの合間、兄と昔話をしたのも久しぶり

とひれとぎれの二人の記憶を合わせての幼い頃の両親の姿を思い出し感慨深いひととき

母親として見ていた母のこと、自分に子どもができてからは小さな頃を思い出して厳しかったりつっぱねたりの母の育て方に反発し反面教師にしたこともあったわ。

それでもなくなった後にお友達や姉妹から聞く母は、どなたもお母さんは慈愛に満ちて明るくて元気でいつも力をもらっていました、とおっしゃってくださった。

みんなからそのように言っていただき、一人暮らしも周りの方に見守られ母は幸せな人生をおくったのではと思いました。

葬儀が終わって、娘から私に、何か手伝えることがあるかと言われましたが、一緒にいてくれるだけで十分ですと伝えました。

今は人の温もり感じることが一番の幸せかも。


ドラマのようなひとこまもありました。

母の従姉妹にあたる叔母さまがお通夜の時に義姉に一言文句言っちゃって、義姉は具合が悪くなっちゃった〜。

私はその場にいなかったので何を言ったのかわからないけれど察しはつきます。

まぁこの場で言わなくてもと思うけど、仲良し大好きな母のことを思って母が言えなかったことを代わりに言っちゃったんでしょうね。

後から母の代わりに言ってくれたんだよね、私は叔母さまの気持ちわかるからね、って言ったら、

あのお嫁さんはフルタイムの仕事してるから忙しいっていうのは言い訳、みんな勤めてなくてもパートや介護に家のことしたりそれぞれ違う意味で仕事してるもの、お母さんはお嫁さんには何も言わなかったけどかわいそうだったわよ、って言うのよ。

パパ曰く、そう思われちゃうっていう現状があったのは確かだし、ちょっと身体のこと心配したり連絡すればよかったのにお義兄さん任せでやらなかったのはやっぱり損しちゃうよね、うちだって一緒に住んでるからわかること、普段見に来ない人はわからないよ、案に誰かのこと言ってるね。

確かにね、まぁ亡くなったけれどお義姉さんも少しは心に留めてくださいってことよね。


実は昨日、母の夢を見ました。

髪が真っ黒になっていて亡くなった時の白髪の髪の毛はウイッグとして左手に持っていたの。

びっくりな夢ですがリアルすぎて目が覚めてからも覚えてて。黒髪の母は若返ってた。

私は悔いなく亡くなりあの世でスッキリ元気にしていますと言わんばかり、私にお母さんは大丈夫、あなたもいろいろありがとうね、メッセージに思いましたよ。

私も一区切り、前向きに楽しみます。