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 10月8日より、熊本~三角間で新たな観光特急列車が運行を開始しました。それが今回ご紹介する「A列車で行こう」です。
 運行本数は2往復、停車地は、熊本~三角間で途中宇土しか停車せず、この間の鹿児島線・三角線の駅には停車しないのがこの列車の停車地の特徴であります。

 この列車は、終点三角駅で本渡港へ運航されている「天草宝島ライン」に接続しており、鉄道と航路との結びつきがあるのも特徴であります。

 さて、この「A列車で行こう」の専用車として使用されているのが大分車両センター所属のキハ185系2両であります(熊本常駐)。この2両は、
 (←三角)キハ185-4+キハ185-1012
の組み合わせとなっていて、この「A列車で行こう」に使用される前には、熊本~宮地間の「阿蘇ゆるっと博」に使用されていた車両でもあり、さらにさかのぼると「九州横断特急」にも使用されていた車両でもありました。尚、同じ時間で、現在はキハ183系「あそぼーい!」が運行されています。
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 さて、車体は黒い車体に金色のラインが入った車両であり、さらに同じく金色で描かれた模様もあるなど、こう言った点がしゃれたような印象にも感じます。
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 車内は、これまでの「九州横断特急」時のような車内とは大きく異なり、座席のシートモケット・床面が張り替えられております。尚、床面は「九州横断特急」時と同様フローリングではありますが、フローリングの色合いが異なっているのも特徴であります。

 (2号車車内)
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 (シート、モケット張替え済み)
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 (床面)
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 また、車内には案内表示も前面に取り付けられています。よく見ますと、中国語や韓国語の姿も見られますので、そちら方面の観光客には優しい表示であると言えましょうか。
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 さらに、1号車の後方(熊本方)には、バーカウンターの姿も見えます。ここではビールなどが販売されており、利用者にはありがたいと言ってもいいでしょうか。
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 今回この列車を見る事ができましたが、画像のように「特急」で三角と表示されていまして、さらにその列車が入線してきた時からこれまでと入線時は様子が変わっていて、ホームにはジャズ「A列車で行こう」などが流れていて、これまでになかったような印象を感じました。ちなみに、車内でも同様にこういったジャズが流れていました。
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 (「A列車で行こう(三角行き)」行先)
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 さらにこの時三角からの列車が入線した際には、向かいのホームには「あそぼーい!」の姿もありました。この「A列車で行こう」の編成も、前は先述のように「あそぼーい!」の代走として「阿蘇ゆるっと博」として運行されていた訳ですので、意外と縁がある車両であると言ってもいいでしょうか。
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 こうしてご紹介しましたが、車内外の装備から「あそぼーい!」が子供向けの特急列車であるのに対し、「A列車で行こう」は大人向けの特急列車であると言ってもいいでしょうか。実際に、この日も数名の大人のグループがいらっしゃったほどでしたし、先述のようにジャズがホームや車内で流れるほどですので、そう言われてもおかしくはないのではないかと思います。皆様も、この新たな観光列車である「A列車で行こう」を利用してみてはいかがかと思いますね。もちろん、私も利用したいと思っています。
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 尚、更新日12月24日はクリスマスイブですので、車内に掲示されていたクリスマスの額も掲載します。
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 【「A列車で行こう」時刻表】
 (下り)
 1号 熊本10:36→三角11:14 
 3号 熊本14:08→三角14:48 
 (上り)
 2号 三角11:20→熊本11:59
 4号 三角14:52→熊本15:31
 12月25日、時刻表追加、一部文章修正(所属に関する)