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 佐賀県三養基郡基山町(上り線)と福岡県筑紫野市(下り線)にある九州自動車道基山パーキングエリア内にある高速基山バス停は、平成19年に高速バス乗り換えの拠点としてこれまでのバス停を整備していて、また、乗換えを容易にするために、これまで停車していなかった鹿児島(「桜島号」)・ 宮崎(「フェニックス号」)・延岡(「ごかせ号」)などの路線で新たに停車するようになり、高速バスの停車本数も福岡市の西鉄天神バスセンターに次ぐ本数になっているのが現在の特徴です。

 これは、「高速バス乗り継ぎ社会実験」と言う実験が行われていて、九州の高速道路の分岐点とされる鳥栖ジャンクションに近い事や、基山パーキングエリアの利用につながる事、さらに乗り継ぎ割引を設定する事で通常料金よりも割安に行ける事などからこの高速基山バス停が注目されるようになったものです(後に本格移行)。

 それにより、高速基山バス停にはPCや携帯でも使う事ができる「Qバスサーチ」と呼ばれるバスロケーションを使った現在位置がわかるパネルや、バス乗場もわかりやすく整備されるなど、乗り換え客にも優しいバス停となり、高速基山バス停も大きく変化しました。

 (画像2とは違い、バス乗り場にも番線番号が付く)
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 (同、番線別に区切っている部分)
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 (バスの現在位置がわかるパネル)
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 (乗換え客用の現在位置がわかるパネル(上り線に設置))
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 しかし、肝心の乗り場に関しては整備されず、以下画像のように狭いバス乗り場があるだけでありました。そのために、雨が降った時などに多く乗り換え客がいらっしゃった場合には乗り場自体が狭かった事もあり、外で待つか、乗り場下のトンネルで待つなど不自由を伴ってもいました。
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 そのために、このほどバス乗り場が整備され、以下のように大きく変わりました。この整備に関しては、通路にかけて屋根が設置されていましたり、待合スペースが拡大、さらに多くの利用者のためにベンチが新たに設置されるなど、雨の日などには安心するほどあるでしょうし、重いトランクやバッグを持ってらっしゃる方にとっても優しくなったのではないでしょうか。
 (上り線)
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 (下り線)
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 こうして見ますと、画像7の待合スペースよりはかなり広くなっている事がわかります。やはり先述のように多くいらっしゃる訳でしょうし、屋根を取り付けた事でガラス張りの待合スペースの外でも待ちやすくなったと言う利点もある事がいいのではないでしょうかね。

 私も、この社会実験がスタートした平成19年からずっと見てきておりますし、実際に何度もここからの乗換えも体験しました。やはり、以下画像のような高速バスも頻繁に発着していますので、天神バスセンターに次ぐ高速バスの発着量を思いますとわからなくはないと思いますので、これからも高速バスの利用者のために、さらに乗換えに利用していただきたいと思う所です。

 (九州急行バス「九州号」、三菱KC-MS829P)
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 (西肥自動車(西肥バス)「させぼ号」、三菱LKG-MS96VP)
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 (ジェイアール九州バス「たいよう号」、三菱MU612TX)
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