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 前回の番外では、去る11月29・30日に運行された、DE10形とマヤ34形を使用した唐津・筑肥線の検測(通称・「マヤ検」)の話題をお伝えして、山本駅(佐賀県唐津市)の入線の話題をご紹介しました。今回は、その後の停車・それから発車までの話題をご紹介したいと思います。
 山本駅に停車した、DE10形とマヤ34形のプッシュブル編成は、伊万里からの接続列車を待つために約10分間停車しますが、その間に私も車両を撮り回っておりましたが、詳しくマヤ34の話題をご紹介したNO.940でもわからなかった部分も撮る事ができました。
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 まず、以下画像の正面にはブレーキや時刻表挿しを見る事ができますが、これらは推進運転のためのもので、九州では松浦鉄道の伊万里~有田間や、指宿枕崎線の枕崎~西頴娃間などでこれらを使用している姿を見る事ができます。尚、これらは機回し設備がないため、推進運転を行うためでありますが、筑肥線でも機回し設備がないのでこの推進でもいいのでは?と思いがちですが、やはり東線(唐津~姪浜間)の本数が多い事もありますし、退避設備も少ない事を考えますとプッシュブル運転の方が効率的にいいでしょうから、このような形になっているのでしょうか。
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 また、この日の時刻も手書きで書いてありました。この日(11月30日)は、
 西唐津→伊万里→西唐津→筑前前原→姪浜→西唐津→佐賀→鳥栖
の順で運行されていました。こういった表示を見ますと、車庫もある事もあってか、メインは西唐津駅である事もわからなくはないでしょうか。
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 さらには、モニターなどの姿も見る事ができました。ただ、これ以上アップしていないのでわかりませんが、おそらくはこのマヤ34形の一番の目的である軌道部の異常などがこのモニターでわかるようになっているようです。やはり、今後の保線工事などにつながるデータ材料がここで表される事を思えば、わからなくはないでしょうか。
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 さて、伊万里からの列車も到着して、発車時刻になりゆっくりと山本駅を発車して行きました。その際には両側からのDE10形のエンジン音がなびいていて、「これから伊万里へ行くよ」と言う感じにも聞こえていました。
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 現在、九州内の「マヤ検」は終了したようで、また来年の運行へと進んで行く事にもなります。やはりこの車両ももう30年以上は経過している車両ではある訳ですが、これからも九州各地の検測を元気に行っていただきたいものですね。
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