亀の井バスには、高速・定期観光バスの塗装として、「メルヘン塗装」と呼ばれる塗装が存在していまして、別府・大分地区をはじめ、遠くは福岡・名古屋へも足を運びますし、さらに今月12月には大阪へもこの塗装車が足を運びます。

 そんな「メルヘン塗装」でありますが、先述の区間を運行するパターンとして3パターンが存在しています。

 まず、夜行高速用の場合。画像は三菱エアロクィーン(PJ-MS86JP)でありますが、やはりスーパーハイデッカーと言う事もあってか、「メルヘン塗装」は大きく描かれているのもわかるでしょうか。尚、この車が名古屋に加え、今回より大阪にも足を運ぶ事にもなりそうです。
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 一方、昼行高速用の場合。画像は日産ディーゼルスペースアロー(PKG-RA274RBN・西日本車体(西工)E-Ⅲ)でありますが、これ以外にもこれまでの「とよのくに塗装」から「メルヘン塗装」に塗り替えられた車もあり、昼行用の方がこの塗装の台数は一番多いです。それでも、スーパーハイデッカーよりは大きくは描かれていませんが、ハイデッカーである分、それでも目立つ塗装である事には間違いないでしょうか。
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 そして、定期観光用の場合。この車の名称は「メルヘン号」と呼ばれ、おそらくはこの「メルヘン塗装」の発端はこの定期観光用(すでに廃車ですが平成元年式が存在していました)だったのではないかと思います。やはり、カラフルさは目に浮かぶほどでもありますので、それが高速用(夜行用で平成2年より(専用車はすでに廃車))にも採用された事はよかったと思う所でしょうか。尚、この「メルヘン号」は四季によって運行区間は異なりますが、それでも九重夢大吊橋は経由しながら運行されています。
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 ちなみに、リアにも変化があります。上から夜行高速用・昼行高速用・定期観光用と出していますが、それぞれ字体も違いますし、定期観光に至っては「KAMENOI BUS」と表示されているのもわかるでしょうか。

 (夜行高速用)
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 (昼行高速用)
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 (定期観光用)
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 本当に、亀の井バスにとっては「メルヘン塗装」は今は代表的な塗装である事は間違いないでしょう。しかも、定期観光用からこうして高速用に移ったわけですのでなおさらでしょうか。これからも、この塗装をさらに愛してくれればとも思う所です。

 (注)画像は許可を受けて撮影しています。