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 亀の井バスがJR九州から委託の上で運行されています、由布院・黒川温泉・阿蘇方面を運行する定期観光バスである上の画像の「あそゆふ高原バス」の専用車(日野U-RU2FRAB・西日本車体(西工)58MCC-I・画像は平成21年撮影)がこのほど運用を離脱しました。
 この車は平成4年式でありますが、貸切バスで運行された後に別府市内の定期観光バスの専用車として運行されていましたが、平成19年に「あそゆふ高原バス」を運行していましたジェイアール九州バス大分支店の閉鎖に伴い、亀の井バスに運行を引き継ぎ、結果画像の車が専用車となった上で現在まで運行されていました。しかし、この車も経年と言う事もあったのでしょう、結局運用離脱となったものです。
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 特徴としては、ジェイアール九州バスみたいに赤い車体であるのが特徴で、見た目やデザインからはジェイアール九州バスみたいな印象です。まるでジェイアール九州バスから車両を譲ってもらったのでは?と言うイメージもありますが、実際の元の専用車は現在は宮崎支店に転属しておりますし、この車も先述のように元は定期観光バス専用車でありましたので、亀の井バスオリジナル車にJRの印象を加えた車であると言えます。
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 また離脱とわかる点として、前面の社章が取られていたり、リアタイヤカバーが開けられていたり、ドアが完全に閉まっていなかったりなど、運用を離脱した車によくある点が見られていました。特に社章を取られている姿は、やはり盗難防止の面を考えましたらわからなくはないのではないかとも思ってしまいます。
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 私も、今回出向いてわかった事でしたが、先述の様に経年である事を考えたら仕方がないのではないかと思います。それでも、従来の貸切車とは違った真っ赤な車体をまとると言う事自体考えられなかった訳でしょうから、この車もいい経験をしたのではないでしょうか。とにかくこの車にはお疲れさんと言いたいと思います。
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 尚、この車に変わる車についてはわかりませんが、この「あそゆふ高原バス」自体現在も運行されていますので、おそらくは従来の貸切車を使用されているのではないかと思います。ご覧の皆様も由布院・黒川温泉・阿蘇に行かれた際はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。


 (注)車庫画像は許可を受けて撮影しています。