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 今回大分交通大分営業所に出向いた際に、大分空港~臼杵・佐伯線「佐臼ライナー(県南高速リムジンバス)」の専用車両の動きを知る事になりました。
 それが画像1でわかりますように、三菱エアロバススタンダードデッカー(22か19-73、U-MS815S)を「佐臼ライナー」採用していた事でした。

 この車は、元々大分営業所所属で大分・別府~大分空港線「エアライナー」で運行されていましたが、後に別府営業所に転属、画像3のように湯布院~大分空港線「湯布院エアライナー」で運行されていました。しかし、その後国東営業区に転属、「佐臼ライナー」に転用されました。

 「佐臼ライナー」転用の際には、画像2でもわかりますように方向幕は換装、また、運賃表は紙に書かれたものではありますが、「佐臼ライナー」に関した運賃が記載されていましたし、「めじろんnimoca」対応でもあります。
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 この車も、この車以外の僚車が別府営業所に転属の上「エアライナー」塗装から「赤バス」塗装のAPU線に転用された車となりましたが、この車だけが唯一「エアライナー」塗装を維持しており、導入から現在まで空港に関わる路線を維持しているのがわかります。
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 一方、それに対して廃車となった車もありました。それが画像4のように西日本車体(西工)S型の短尺バージョンである22か20-20(三菱KC-MS829M)が廃車となっていました。
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 この車は、元々大分~福岡線「とよのくに号」で運行されていた車でありましたが、その後グループ会社玖珠観光バスに移籍し玖珠~福岡線「はねやま号」で運行されていましたが、後に廃止となった後は再び大分交通に移籍、国東所属となり画像5のように「佐臼ライナー」に転用されていましたが、残念ながら廃車となってしまいました。
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 それにしても、現在の車が平成7年式、前「佐臼ライナー」専用車が平成8年式と現在のタイプの方が年上である訳ですが、やはりS型の方が過去に福岡にも走っていた事もあってか走行距離が長かったのでしょうか、こうして廃車となってしまったのは残念だったでしょうか。やはり他の短尺車もすでに廃車となっているだけに、これは仕方がなかったでしょうか。

 とにかく、こうして動きがあった「佐臼ライナー」でありますが、地元の新聞の記事を見ますと利用客はそれほど多くはないとも言います。それでも、直通でこうして行かれる訳でもありますので、佐伯・臼杵にお住まいの方はぜひともこれからも利用していただきたいものです。

 (注)車庫画像は許可を受けて撮影したものです。