そんな中で気づいたことは、弱肉強食のステージから適者生存のステージがあり、そして今…新たな第三のステージに移行する時代が始まっているということです。
弱肉強食の時代の最たる生き物は、やはりテラノザウルスのような恐竜たちですが、6500万年程前に絶滅したとされています。
その後の様々な哺乳類や鳥類たちも、やはり弱肉強食というステージの中で生き延びて来た訳ですが、人間という生き物がどうやら次の適者生存という、第二のステージの代表のようです。
簡単に言えば、強いものが生き延びた第一のステージ、次は環境への適応力がものをいう第二のステージ。
恐竜や様々な強い動物たちよりも、結果として我々ホモサピエンスが地球の代表的な生き物になった理由を考えると、強さではなく適者生存ということだろうと思います。
私はその適者生存というステージも、新たな進化を遂げる時代が始まっていると捉えています。
それが共存共栄という、第三のステージですが、あのジャック・アタリ氏のバランスのとれた利他主義は合理主義だというコンセプトと何故か一致します。
単なる優しさや親切や、ましてや博愛主義とも違うことを断っておきます。
共存共栄のステージは、自立性や厳しさも必要だと言えば分かりやすいでしょうか?
例えば、マザーテレサのような崇高な博愛精神を決して軽んずる訳ではありませんが、誰もがマザーテレサのように振る舞うことは出来ません。
施す物を生産する人、それを加工する人、運ぶ人…更にその施しを受け取る人、これだけの条件があってはじめてマザーテレサのような素晴らしい行為が成り立っています。
人類がみんな博愛主義や、親切や優しさだけに走ることと、私のいう共存共栄は明らかに似て非なるものです。
さぁ、その違いや自立性や厳しさの必要性に関しては、また続編という流れのようです。
それでは、また近いうちに!!