労災で、最近注目されている?のが「過労死」です。
まだまだ、認定される例は少ないのですが
増えていることは事実です。
過労死とは、過度の長時間勤務などの大きな、肉体的・精神的苦痛
によって人間の機能に異常をきたして死にいたった場合を言います。
ここで、心疾患・脳疾患などが主な原因にあげられることが多いのですが、
これらは、もともと、動脈硬化や高血圧の人が発症することが多いので
どのような場合に働きすぎが原因なのか?が問題になります。
厚生労働省が定めた過労死認定基準によれば
①発症直前から前日までに業務上異常な出来事に遭遇したこと
②発症前の1週間に特に過重な業務に従事したこと
③発症前の1ヶ月の時間外労働が100時間を超える場合
④発症前の2~6ヶ月間の時間外労働が月平均で80時間を超える場合
ですが、これはあまりに厳しい基準だったため
各地で裁判が提起されて国が敗訴しています。
現在は、緩和される傾向にあります。