全国食品衛生主管課長連絡協議会がこの10年にわたって毎年、生食用食肉提供違反に罰則を適用できるよう厚生労働省に文書で要望していたらしい。
しかし、担当者は「限られた人数で政策課題に取り組む中、政策の優先順位は上がらなかった」と返事。
国民の命より上位に取り上げられていた政策課題を全て抜き出して、本当にこの担当者を許せるのか誰か検証してほしいものだ。
日本国の役人が、国民を守ろうとしないのは今に始まったことではない。
道路に関しては、死亡事故が起るまで改善されないということは、誰もが知っている。
文部科学省は福島の子供たちを守ろうとしないし、外務省はイラン・イラク戦争で邦人を見捨てた。(代わりにトルコ航空が救出してくれたことは誰もが知っていることだ。)
明治維新のドラマを見ていると、志士たちが日本国を守るために命をささげている。今やそれとは逆で、自分を守る(責任逃れする)ために日本国を見捨てているのが、日本の役人の姿だ。
こんな国に誰がしたのか。この国をまともな国にできるリーダーシップは誰にもないのか。困ったものだ。