大好きな大衆演劇！
最近は、舞踊ショーと同じぐらいお芝居が好き
以前は、大衆演劇のお芝居独特の、任侠の世界が苦手だった。
だけど、今は、任侠の世界の「弱きを助け、強きをくじく」というお芝居が、すごく好き。
5月に、三重県で公演した「劇団荒城」は、その世界をとてもよくあらわしていた。
中でも「会津の小鉄」は、痺れるほど、その世界をあらわしていて、本当に感動した
さすが、「お芝居の荒城」って言われているだけあるなぁ、って思った
その時、会津の小鉄役をやったのは、荒城勘太郎座長。
父の前座長から引き継いで、2月に新座長になったばかりで、会津の小鉄役をやったのは、まだ2回目だったそう。
1度目は、自分としてはうまくいかなくて、2度目を避けていたそう。
私が観たのは、その2回目。
勘太郎座長、大侠客と言われる会津の小鉄役を、とても好演していて、本当に感動した
任侠の世界を、やくざの世界と観てしまうと、現代において？？っていう気持ちになってしまうけれど、「弱きを助け、強きを助ける」という男気の世界をあらわそうとすると、任侠の世界が一番いいのかも
そして、大衆演劇の任侠のお芝居では、事あるごとに「堅気に戻れ」と諭す。
それも、なかなかいいなぁ
ずーーと以前は、楽しいお芝居が好きだった。
大衆演劇の観劇では、日常を忘れて楽しみたかった。
その後、三枚目のお芝居の、アドリブ満載で、くどすぎる大衆演劇のお芝居が苦手になってしまって、人情芝居の泣きのお芝居が好きになった。
ところが、大衆演劇では、泣きのお芝居で、泣きたい箇所でアドリブを入れて、茶化して気がそがれてしまう時がよくあった
やっぱり私としては、泣きのお芝居の大事な部分では、しっかり泣かせてほしいなぁ、って思う。
アドリブ満載の三枚目のお芝居も苦手になってきた所、今月平針東海健康センターで公演中の「劇団絆」の錦蓮座長の三枚目のお芝居を観たら、目から鱗で、本当に素晴らしかった
錦蓮座長のお芝居は、まだまだ観たかったのに、今月は私用でなかなか観られないのが残念
そして最近思うのは、大衆演劇のお芝居のキーワードが、「間男」なんだなぁ、と。
かなりの頻度のお芝居で、「間男」されて、復讐する、っていう内容。
新しいキーワードのお芝居が、観られるといいなぁ。