入社してイザ働いてみたら、こんなハズじゃなかったのに、と感じる事が意外と多いよう。
最近次のような相談をよく受けます。
Q 求人広告をみて働き始めたのだけど、賃金が記載されていたより低いんです。仕事内容も思っていたものと違いました。何とかならないですか?
A 求人情報の内容は、労働者を幅広く募るためのものであり直ちに労働契約時の内容になるわけではありません。
ただ労働者も求人広告の条件を参考して就職するかどうか決めるのであり、内容の変更に特段の合意がない限り求人広告の労働条件が有効だとみなされています。
つまり入社時に求人票や広告の内容についてどのように取り決めされたかがポイントです。
労働基準法第15条で、使用者は労働契約締結の際、書面を作成して賃金、労働時間、その他の労働条件を労働者に明示することと定められています。
入社時に賃金についての書面が交付されていれば、その賃金と実際の賃金の差額を請求出来ます。