・Zeal & Ardor『Zeal & Ardor』


NY在住スイス系アメリカ人Manuel Gagneuxによるプロジェクトの3作目にしてセルフタイトルアルバム


プロジェクト始動直後からTom Morello(RATM)とかSlashが絶賛してたのは記憶にあったんですけど、特に通ることはなく私はZeal & Ardor初体験


このスタイルのメタル(メタルと言っていいのか分からない音楽性ですが…)、喰らいに喰らっちゃいました…


ブラック・メタル×ブラック・ミュージックという掛け合わせ、暇だから4chanで色んな音楽ジャンルを募集した中からおもしろそうな2つを掛け合わせた…という思想のカケラもない理由


4曲目の「Emersion」なんか絶叫がただ絶え間なく続く中に、ポップなギターリフと壮大な美しさすら感じる雰囲気の往復ビンタ、そして最後しっかり〆

という予測不可能な展開の曲たちにみえて相当計算してるんだろうなというのが伺えるクオリティー


絶え間なき激情と混沌の潜む静寂を操る魂の音楽

2022年ベストアルバムトップ10入り間違いのない大傑作にして、いま1番観たい洋楽バンドです


・Avril Lavigne『Love Sux』


blink-182のドラマーTravis Barker主催のレーベルに移籍して初のアルバム


近年は精神状況の不安定さもあって内省的な曲が多くてかつてのAvril Lavigneはもう…って感じだったんですけど


今回のアルバムはポップパンク全振りの原点回帰

近年の曲たちに比べて明らかに声が若返ってて思わず「おかえり…😭」ってなりました


Avrilのアルバムというより、もう全曲"feat. Travis Barker"って入れなきゃダメでしょってくらい彼の影響を色濃く感じる作品。「2022年はポップパンク元年」と言いたくなる気持ちも分かる。


一聴すると「原点回帰」って言葉を使いたくなるんですけど、何回も聴き込むと決して「懐古」ではないんですよね

あの頃のAvril要素も含みつつ、そこにMachine Gun Kellyやblackbearなどの新しい風も取り入れ、現在のポップパンクリバイバルの頂点にいきなり立って舵を取るこの圧倒的頼もしさ


2000年代のポップパンクブームも、2022年のポップパンクリバイバルも、頂点にはやはりAvril Lavigne、彼女しか立てない運命なのかもしれない


・THE SPELLBOUND『THE SPELLBOUND』


BOOM BOOM SATELLITESの中野雅之とTHE NOVEMBERSの小林祐介がタッグを組んだ最強プロジェクトによる1stフルアルバム


去年から大きな話題になりフジロック出演も果たしもう新プロジェクトって感じはしないですけど、予想通りの最強な1枚が彼らから届いて感動


先行配信されてない曲から選ぶと「君と僕のメロディ」はスペルバのアンセム的立ち位置になるであろう美しき戦慄

「スカイスクレイパー」はNINE INCH NAILSの風味も感じつつ、BOOM BOOM SATELLITESを想起させ、その先に川島道行を感じる重厚さ


・KORN『Requiem』


なぜだろう


本当になぜだろう


なぜここまでKORNはここまで苦しむのだろう


ほぼ嗚咽に近いヒステリックなシャウト、ヘヴィなサウンドに相反する哀愁漂うメロディー


36分というコンパクトさに詰め込んだKORNらしさがたまらなすぎる一作


・Soul Glo『Diaspora Problems』


フィラデルフィア出身のハードコアバンド

といってもアプローチはプログレ由来っぽい雰囲気


この激情的な展開、アツい


・Machine Gun Kelly『mainstream sellout』


2022年ポップパンク元年を代表する1作

こちらもAvril Lavigne同様、blink-182のTravis Barkerが参加

Travis Barker、いくら何でも働きすぎ


・中村佳穂『NIA』


ついに昨年紅白出場まで果たした中村佳穂先生の新作

この知名度の急上昇っぷりに振り回されない自由奔放さと音楽を心の底から楽しんでる感じがたまらない

・私立恵比寿中学『私立恵比寿中学』


柏木ひなたが卒業を発表したエビ中

相変わらず高クオリティーアルバム、大橋ちっぽけや高橋久美子、キタニタツヤなど今回も豪華作曲陣

個人的にはやはりたむらぱん作の「イエローライト」がグッときました


"進める時が 進める時さ 答えを乗せてどこまでも"


・GHOST『IMPERA』


スウェーデンのオカルトメタルバンド4年ぶりの新作


半神崇拝の雰囲気とは逆に、音楽性はメタルというより超王道ハードロック

Def Leppardからの影響を色濃く感じる1作


・Robert Glasper『Black Radio Ⅲ』


・SCORPIONS『Rock Believer』


・Slash『4 (feat. Myles Kennedy and The Conspirators)』


Slashがこのリフ弾きたいだけの曲でしょ笑みたいなSlash節炸裂に思わず笑っちゃう


・布袋寅泰『Still Dreamin'』


・Cocco『プロム』


・Bloodywood『Rakshak』


インドのメタルバンド

民族音楽との融合の仕方がThe Huに近くて日本人にはすごい気持ちのいいサウンド

フジロック2022にて初来日決定!やった!


・Venom Prison『Erebos』


・CHICO CARLITO『Sandra's Son』


・milet『visions』


・スケボーキング『THE NEW ALBUM』


13年ぶりにして復活後初のアルバム

Dragon AshのKjが客演に参加


・VOIVOD『Synchro Anarchy』

・Hammerfall『Hammer of Dawn』

・東京初期衝動『えんど・おぶ・ざ・わーるど』


・『Summer Of Soul (…Or, When The Revolution Could Not Be Televised)』


アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を獲得した『SUMMER OF SOUL』のサウンドトラック

映画のネタバレになるので詳しくは言及できないけど「Precious Lord, Take My Hand」でボロボロ涙でちゃいます


・『SING:NEXT STAGE SOUNDTRACK』


『SING2』のサントラ

U2の新曲も収録


・10-FEET『10-feat』


大作戦ではお馴染みのコラボたちがついに音源化

氣志團の「goes on」がドストレートで1番好きです


・氣志團『All Night Carnival』


全曲「One Night Carnival」とかいう鬼畜アルバム

各々のアレンジが最高にかっこいいですが、ももクロの歌うピリオドの向こう側に歴史が詰まっていて泣いちゃますよこりゃ


《シングル》

・TK from 凛として時雨「Scratch (with 稲葉浩志)」「As long as I love (with 稲葉浩志)」


TK from 凛として時雨がまさかの稲葉さんとコラボ😭


これまでも意外なコラボが多かったTKだったけどこればっかりは予想外

というか稲葉さんが他のアーティストの作品に参加するのが予想外の予想外

果てしなき透明感の高さを追い求めるTKの声質と果てしなき重厚さと貫禄の高さを追い求める稲葉さんの声質が交わったとき、これほどまでも化学反応が起こるのか…と


・Red Hot Chili Peppers「Black Summer」


普段はアルバム先行配信曲は紹介しないんですけど


これは紹介せざるを得ない!


まさかのジョン・フルシアンテ復帰後、レッチリが新曲を出すこととなるとは!!!😭


・Ed Sheeran「Bad Habits (feat. Bring Me The Horizon)」


・Crossfaith「Gimme Danger (feat. Ralph)」


・SiM「The Rumbling」


・UA「微熱」


GEZANのマヒトゥ・ザ・ピーポー提供曲

彼のポップ・ミュージックに対するセンスとUAへのリスペクトが存分に詰め込まれてる名曲


・向井秀徳「排水管」


NUMBER GIRLのLIVEでは新曲として演奏し続けてきた楽曲


・SOIL&”PIMP”SESSIONS「ピンクの女 feat.向井秀徳」


・Creepy Nuts「パッと咲いて散って灰に」


・Paledusk「SLAY!! (feat. Hideyoshi)」


・I's「僕の春」


anoちゃんから漂うの子感


・OZROSAURUS「Rewind feat. ZORN」


OZROSAURUS超絶久々の新曲


客演はなんとZORN!


・KREVA「クラフト feat. ZORN」


去年発表した「タンポポ」に引き続き2作目となるZORN客演曲

KREVA武道館公演で初披露された曲なだけあって、歌詞もより武道館に寄せた構成


・PizzaLove「GALFY3 (feat. とろサーモン久保田 & なかむらみなみ)」


とろサーモン久保田がラッパーとして参加

しっかり韻が硬いあたりさすが


・kZm × 佐藤千亜妃「今夜はブギーバック」


・CARTHIEFSCHOOL「Thug Machine」

・Rei & 細野晴臣「ぎゅ」

・Falling In Reverse「ZOMBIFIED」

・浅井健一&THE INTERCHANGE KILLS「ラヴソングが聴こえる」

・BiSH「ぴょ」

・奥田民生「太陽が見えている」

・ALI「TEENAGE CITY RIOT (feat. R-指定)」


《その他のシングル・アルバム》

・BIM/Skaai/田我流/BOSE "Red Bull RASEN"


ラッパー4人が即興で歌い繋ぐ人気企画

過去最高レベルじゃないですかね

第4走者のBose(スチャダラパー)のバースが神憑りです


・やけのはら & ロンリー「ヤングリーフ」


2016年発売、映画「サマーフィルムにのって」の劇中歌としても知られるやけのはらの名曲がついにサブスク解禁


・まちだガールズ・クワイア『オリオン座流星群』


ミュージックマガジンで10点満点を叩き出したアルバム

アルト・ソプラノ・メゾソプラノの3部メンバー編成というガチガチのコーラス専門アイドル

SOLEILのプロデュースでも知られるサリー久保田も参加していて一聴の価値ありです


・4s4ki「0h G0D!!」

・代代代「THRO 美美NG」

・花澤香菜「ユメノキオク」

・Conway The Machine『God Don't Make Mistakes』

・オメでたい頭でなにより『オメでたカバー横丁』

・Haze「引きこもりロック」

・black midi「21st Century Schizoid Man」

・般若「2018.3.2」

・Creepy Nuts,Ayase & 幾田りら「ばかまじめ」