2022年もどうぞよろしくお願いします!


コロナもまた拡大してきて今後のLIVEスケジュールが危うくなる中で1月に行ったLIVE


・GEZAN×折坂悠太 @ 梅田 CLUB QUATTRO


いや、最高でしたね


まず折坂悠太の独奏

「平成」や「炎」、「夜学」も素晴らしかったですが、浅川マキのカバー「オールド・レインコート」に圧倒されました


久々のGEZANはハードコア要素よりもオルタナエモを全面に押し出したLIVE

『狂』の世界観がライブハウスで更に拡大解釈され、「誅犬」「EXTACY」「AGEHA」とその場で録音しビートを作る異空間

そして声出し禁止の中で観客がスネアに合わせて足踏みしてクアトロが揺れるあの感じ、何百回とLIVEに行っているはずなのにあの体験は初めてでした…

「待夢」「蒼白のとおく」「Absolutely Imagination」と初期の名曲もどうやら急遽披露したみたいでサイコゥサイコゥサイコゥでした


長くなりましたが改めて今年もよろしくお願いします!



《アルバム》

・Don Bolo『Bahamut』


エクアドルのジャズパンクインストバンド


と説明するもこのバンドを全く知らない


YouTubeで検索すると「リメンバーミー」の世界観そのままの南米の雰囲気がおもしろい


てかホーン隊がメインなんかい


King Crimsonのプログレ感やBOREDOMSのノイズミュージックにも似た衝動を感じつつ、そのアングラ感にスラッシュメタルやディスコパンクの要素も取り入れてる



「Solo Tolerala」ではスーパーマリオブラザーズのゲーム音がサンプリングされててめちゃくちゃテンションあがる


何か訳が分からずカオスだし演奏がズバ抜けてすごいわけではないけれども、この初期衝動の一点突破で突っ切る41分

2022年に体感しなければいけない大名盤です


・宇多田ヒカル『BADモード』


「One Last Kiss」や「Face My Fears」など先行シングルの世界観が違いすぎただけにどういう風にまとまるかと思ってましたが、さすがは宇多田ヒカル

結果的にアルバム曲の方が素晴らしいですね


掴み所のあるポップさからは逸脱している気はしますが、世界基準のベッドルームミュージックに日本語を乗せても勝負できることを確信させる1枚


特に「誰にも言わない」の後半の展開が最高です


・SHANK『STEADY』


長崎出身、日本のメロコアシーンの第一戦で活躍するSHANK5年ぶりのアルバム


12年ぶりにHEY-SMITHがfeaturingした「Mind Games」や、爽快でエモーショナルなメロコア「Candy Cruise」「Rising Down」「Drain Water」などアルバム通しで聴かないと感じられないSHANKのポテンシャルの高さに圧倒される1枚


・Steve Vai『Inviolate』


ほぼ一発録りで制作された10年ぶりのアルバム


7弦ギターの神様が放つコードに対する完璧な音選択があまりにも魔術的すぎる

ベースには盟友Billy Sheehanも参加とバッグバンドもしっかり超豪華


一聴では名盤になる難解さがギターで哲学を弾くSteveVaiらしい名盤




と思ったらピザを作ってたら怪我をしたという更なる衝撃のニュースをぶち込むヴァイ先生




・Elvis Costello and the Imposters『The Boy Named If』


世界で最も偉大なアーティストの1人であるElvis Costelloの最新作


「The Difference」や「What If I Can't Give You Anything But Love?」など、稀代のメロディーメーカーなことを改めて気付かされる1枚


・Magnum『The Monster Roars』


イングランド出身の超ベテランハードロックバンドの最新作


定期的に新譜は出すので特別感とかはないが、近年の作品の中ではズバ抜けて古き良きブリティッシュ・ロック・サウンドと泣きのギターメロが今の時代に輝く


「Remember」でのスリリングなキーボードが特にお気に入り


・リーガルリリー『Cとして生けるもの』


・ガガガSP『THE ガガガSP』



《シングル》

・SiM「The Rumbling(TV Size)」


SiM、衝撃のポニーキャニオンへの移籍&進撃の巨人OPテーマ


詳しい感想は2月のFull Size配信時に!


・Muse「Won't Stand Down」


Muse4年ぶりのシングル

Museってこんなにハードコア要素ある楽曲作ってましたっけ!?


・ヤバイTシャツ屋さん&岡崎体育「Beats Per Minute 220」


同郷で親交の深いヤバTと岡崎体育が初コラボ(リミックスなどは除く)


何より1発で覚えられるサビのキャッチーさ


コミックバンドとしてお互いが抱く熱と葛藤と希望をBPM220に乗せて


"瀬戸際の遥か彼方 音速で滾れエナジー"

"想像よ形になれ 声がガサガサになるまで"


・a crowd of Rebellion「Re:Create of the Re:d (feat. 星熊南巫)」


メタルコア・スクリーモバンドa crowd of Rebellionと我儘ラキアの星熊南巫がコラボ

道玄坂ライブハウス界隈でしのぎを削るacorとラキアがこういう形でコラボするのは素直に嬉しいですね

B面の「TAMATSUKI」も結構好きです


・Falling Asleep「HEAVEN'S DOOR」


長野県松本市出身のメタルコアバンド


日本のラウドロックシーンの界隈に留めておきたくないレベルの高さが圧倒的です


・羊文学「光るとき」


・吉澤嘉代子「鬼 remixed by 佐藤優介」



《その他のアルバム・シングル》

・C.O.S.A「Mikiura(feat. KID FRESINO)」(『Cool Kids』より)


KID FRESINOとC.O.S.A.の相性はもう殿堂入り


・フレデリック「YONA YONA DANCE(フレでリズム Ver.)」


和田アキ子に提供した楽曲をセルフカバー


・ASP『PLACEBO』


○タイトルからして「BRAHMANやないかい!」

○1曲目の「HATRED of LOVE」はもろTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTの「スモーキン・ビリー」

○2曲目の「NO REASON」はもろTHE MAD CAPSULE MARKETSの「GOOD GIRL」

…etc


とアプローチの仕方が去年発売したBiS『BiS DiVE into ROCKS』で、あの頃の音楽に対するいまのWACKなりのアンサー感のあるアルバム


・BORIS『W』


このアルバムは何回も聴き直さないと感想を書けないくらい難しい…しれっと年末のベストアルバムブログにリスト入りしてるかも


・紫牡丹『Omnia -EP』

・提婆達多『道連れ -EP』

・サニーデイ・サービス「おみやげを持って」

・SPYAIR「サムライハート(Some Like It Hot!!) From THE FIRST TAKE」