ぷち家出③
次の日。
朝食を作っていると 近づいてきて いきなり抱きついてきた。
いつもそう。
人にはちゃんと口で謝れとか言うくせに、自分はやらない。
こう書いてると 本当にくだらない渧
けど、そんな些細なことが積もりたまって、相手を受け入れられなくなってきた。
抱きついて キスをしようとする。
反射的に避けてしまった。
こういう咄嗟の反応に自分でもびっくりする。
「……。」
「あっ
ごめんね。ちょっとビックリしただけ。」「オレ、本当に子どもがいて良かった。じゃなきゃ存在意味がわからない。」
「あの時、長男が電話してこなかったらずっと帰らないつもりだった。」
こんな悲劇のヒロイン(ヒーローか。)みたいな台詞吐かれると、また嫌になる。
ぷち家出②
何度かけても出ない。
長男がどんどん不安になって、泣いて、いくら大丈夫って言ってもどうしようもなくなっちゃって…。
【長男がかけてるから電話でてあげて】 とメールして またかけた。
「パパ?」
嬉しそうな不安そうな涙声の長男の声。
「パパ、どこにいるの?一緒にご飯食べよ!?…うん、……うん。わかった。じゃあ、待ってるね」
「パパ帰ってきてくれるって焄」
しばらくして帰ってきたけど、作ったご飯は食べずにカップラーメンを食べやがった
ムカツク野郎め


