ぷち家出③ | パンダノ ヒトリゴト

ぷち家出③


次の日。

朝食を作っていると 近づいてきて いきなり抱きついてきた。

いつもそう。

人にはちゃんと口で謝れとか言うくせに、自分はやらない。

こう書いてると 本当にくだらない渧

けど、そんな些細なことが積もりたまって、相手を受け入れられなくなってきた。

抱きついて キスをしようとする。

反射的に避けてしまった。
こういう咄嗟の反応に自分でもびっくりする。


「……。」

「あっあせるごめんね。ちょっとビックリしただけ。」

「オレ、本当に子どもがいて良かった。じゃなきゃ存在意味がわからない。」

「あの時、長男が電話してこなかったらずっと帰らないつもりだった。」

こんな悲劇のヒロイン(ヒーローか。)みたいな台詞吐かれると、また嫌になる。