セイロン島東部地区、我が町アンパーラから北へ20キロほど、ボロンナルワからだと南東へ120キロほどのところに、ラジャガラという史跡がある。
東部地区は内戦の影響で開発がかなり遅れていたため、一部遺跡以外、未だ発掘作業が続いている。
発掘された分が…素晴らしい!
ラジャガラというのは現地語でラジャ=王、ガラ=岩という王の岩を意味する場所。ここへ向かう道も、岩山を登るのだが、山道は全て石?岩?が敷き詰められている。
1つ1つの石が大きいが、ちゃんと階段状に加工されている古代技術だ。
そしてしばしば巨大岩が。
行程1時間ほどだが、登山道というより、大きな激しい岩階段といった感じなので、私も含めてみんなサンダルで上り下りしている。たまに裸足(スリランカでは神聖な場所へ行くときは裸足で参拝することが多い)で上り下りしている人も見かけるので、がっつりハイキングの用意などは必要ない。
既にコロンボ大学考古学科の学生たちも発掘に参加していたが、ここラジャガラが完全に掘り起こされた時、スリランカの歴史は変わるかもしれない。
今現在はポロンナルワ、アヌダーラプラ、キャンディの文化三角地帯と呼ばれ、観光客が多く押し寄せているが、数年後にはここラジャガラも含め文化四角地帯になっていてもおかしくはない。
まだ注目されていない今のうちにラジャガラ観光に来ておくのも一興かと。
【トラベルマスター】
アンパーラを中心にセイロン島東部の古代遺産、史跡を探し活動している。これまでスリランカ旅行者から脚光を浴びなかった、このブログではガイドブックにも載っていないスリランカ東部地区を紹介しています。
スリランカ文化三角地帯にも負けない古代史跡の眠るセイロン島東地区(アンパラ)にご興味のある方は、お気軽にご相談ください!
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【筆者について】
筆者は現代の生活の中に活きるアーユルヴェーダを求めて2014年からスリランカを訪問、2015年現在、スリランカ東部州アンパーラ県アンパーラ市に在住。Ampara general hospital(国立アンパーラ病院)にて脳神経理学医として勤務しながら現地のアーユルヴェーダを研究するかたわら、元スリランカ教育省アンパーラ事務所ディレクターであるウパリ氏らとともに、トラベルマスターとしてセイロン島東部地区の古代遺産の研究に加わる。