スリランカ最古の史跡都市アンパーラ | スリランカ東部州の歩き方〜隠されたセイロン古代都市アンパーラ

スリランカ東部州の歩き方〜隠されたセイロン古代都市アンパーラ

スリランカの文化三角地帯にも劣らない史跡都市アンパーラ…内戦の影響で発掘や情報が遅れていて、ガイドブックにさえ載っていないセイロン島の東海岸含む東部州…古代史研究家の方、もっと奥深いスリランカを知りたい方、ぜひアンパーラへお越しください!

スリランカといえば、島の中央に古都キャンディ、アヌダーラプラ、ポロンナルワの文化三角地帯と呼ばれる史跡、その三角の中央に鎮座するシーギリヤなどがあまりにも有名である。これらはスリランカ観光の定番となっており、訪れた方も多いと思う。

しかし、ここスリランカ東部「アンパーラこそスリランカで最古に栄えたスリランカ最古の史跡都市である!」というひとつの説がもちあがる…。

確かに日本でも未だに邪馬台国がどこにあったか特定できていない(あるいは特定してはいけない…)わけだから、有史以前、つまり現在歴史の「定説」となっている以前の神話に近い時代には、そんな浪漫が秘められているものなのだろう。
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岩に彫られた文字①
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岩に彫られた文字②

この二枚の写真はいずれも古都アンパーラの西門にあたる位置で、50メートルほどの巨石岩に彫られている文字である。
些細な証拠…いや歴史的に定説でないものはオパーツと呼ぶべきであろうか、がアンパーラにはいくつも存在している。
ガイドブックに載っていないのは、内戦時代にはスリランカの人々でさえ足を踏み入れなかった土地だからという理由だけである。ここセイロン島極東の地アンパーラは、スリランカ最古の史跡都市なのである。


【トラベルマスター】
アンパーラを中心にセイロン島東部の古代遺産、史跡を探し活動している。これまでスリランカ旅行者から脚光を浴びなかった、ガイドブックにも載っていないスリランカ東部地区を紹介しています。
スリランカ文化三角地帯にも負けない古代史跡の眠るセイロン島東地区(アンパラ)にご興味のある方は、お気軽にご相談ください!
あ、もちろん、普通の(?)スリランカ旅行のご相談もお待ちしております。

【筆者について】
筆者は2015年現在、スリランカ東部州アンパーラ県アンパーラ市に在住。Ampara general hospital(国立アンパーラ病院)にて脳神経理学医として勤務しながら現地のアーユルヴェーダを研究するかたわら、元スリランカ教育省アンパーラ事務所ディレクターであるウパリ氏らとともに、トラベルマスターとしてセイロン島東部地区の古代遺産の研究に加わる。