気づいてみれば、更新は二年(以上)ぶりです。

その間に、「スピリチュアル」が下降気味という流れがあったようです。現在も下降中です。たとえば、とある恒例のスピリチュアル・イベントには常に万単位の人が入りますが、依然として万単位ではありますが、最近は開催当初の半数に減少しました。

また、世の中のほぼすべてのまやかし者のスピリチュアルな方々が一掃された、いまだにその定義は理解不能ではありますが、例の
2012年12月アセンション」のおおはずれ事件。自らの首を絞めるとはこのことです。あれほど大騒ぎをし、結果が無という有様に。妄想症、偽者、詐欺師たちにラインを引くことが容易になり、この世もいくらか救われました。


お休み中です-CNN

さらに、今年に入って注目されたこの事件。2013年5月6日に、アメリカ、オハイオ州で10年行方不明になっていた3人の女性が保護され、ヒスパニック系の男性二人が逮捕されました。当然ながら、単なる誘拐監禁事件としてのみ報道されたので、ほとんどの日本のみなさんがご存知なかったと思いますが、この事件には、大物のスピリチュアル人が関わっていたことで、米国では大注目された事件だったのです。

FBI霊能捜査官、セレブとしても米国ではテレビに多々出演していてよく知られるシルビア・ブラウンは、行方不明になっていた三人の女性のうちの一人アマンダ・ベリーさんの母親に、「娘さんはもう生きてはいません」と宣告。そのせいで、母親は体を病み、数年前に他界していたそうで非難轟々でした。

この話から、以前より問題になっていたシルビア・ブラウンの詐欺行為も表沙汰になりました。年商3億円だったというスピリチュアル業に関する詐欺的行為が発覚。他の事件でも、子供が行方不明になったという親に数十分の「霊視」で何万円も要求する人でなしだということです。シルビア・ブラウンは、通常10分から20分の相談で7万円とっていました。

呆れたことに日本でも多数のシルビア・ブラウンの書籍が出版されていましたが、この一件で米国、日本の信者、読者の多くを失ったことでしょう。例のごとく、スピリチュアル系の日本人の方々のブログでは、有名な超能力者として紹介していらっしゃるのを見つけましたが、この件についてはだんまりを決め込んでいるようです。シルビア・ブラウン本人もだんまりだそうです。

シルビア・ブラウンは、法では咎められない重罪を犯してきたにもかかわらず野放しのままですが、それ以外で最高なのは、この事件で誘拐犯に懲役1000年の判決が出されたことです。犯罪の判決について、米国はたいていいつも日本のお手本に値します。犯罪の再発を防止するためにはこのくらいの厳しさが必要ですよね。

1.事件についてのニュースはCNNのサイト がよろしいかと思います。

2.シルビア・ブラウンのテレビ番組上でのジェイムズ・ランディやラリー・キングとの戦いについてはこちら がわかりやすそうです。YOUTUBEでの数も半端じゃありません。残念ながら英語です。


この人が超大物による偽者事件のただの一例だと思ったら大間違いでした・・・次回に続きます。