随分長らく更新をサボっている間に季節は初夏になり既に盛夏という勢いに。
年明けから春までの間は禁漁期間に指定されているので、5月以降になって再びパイク・フィッシングを再開。
やはりシーズンのオープン当初は活性も高く、今月に入って暑くなる前までは60センチ強くらいの良型を含めてポンポンと成果が出て嬉しい限り。
盛夏を迎えて日中の活性はかなり下がってきたので、今回は休憩がてら備忘録として(早朝と夕刻は引き続き活性が高いらしいけれど、家族もいるとなかなかそんな時間に出かけられるはずもなく。)。
この写真もそうだが、春先はスピナー(といっても20グラムくらいのスピナーにしてはかなり重たいもの)への活性が非常に高く、いわゆる「ホットタイガー」と言われるカラーにばかり反応がある。日本語のウェブサイトでヨーロッパでのパイク釣行の記事を見てみるとビッグ・ベイトで釣っている方が多いが、さすがに初夏くらいまでは小型のベイトを主に狙っているということなのかもしれない。
一方で、夏を越えるとぼちぼち捕食傾向もかわってくるだろうということで、今日は久しぶりにパリ市内の最も近所の釣具店に。
→こちらのDPSG Rivièreという名前の釣具店。(https://goo.gl/maps/9NMGBPbJFcMfnYk57)。今後パリでトライする方のためのご参考までに。
店員の同世代くらいの兄ちゃんが英語で話しかけてくれて、いろいろと情報を得ることができたので、以下、備忘として。
・春先は産卵明けで捕食しやすいものを食べる傾向が強く、そもそものベイトも小さいので小型のルアーやスピナーベイトに反応が良い。ただ、大型のものは捕食によるエネルギー消費が大きいので、通年でビッグ・ベイトを好む。
→まあそりゃそうだという内容。ただ、個人的には初夏くらいまでの間でもスピナーベイトの反応は鈍い一方、スピナーは同じ時期でも70センチくらいまでは狙える。実際に去年の夏にリヨンで釣ったときは、僕は(例によって)ダイワのソラリアで1日に4枚の成果が出たけれど、地元の人は結構な確率でスピナーを使ってた。
→彼も言っていたが、このあたりは「But (there are) no theories」ということなのかもしれない。それに釣りをやってる人でも、日本ほどガチの雰囲気でやっている人ばかりではないせいもあるのかも。
・夏のフランスの湖沼はウィードが激しく繁茂するので、ソフトベイトがお勧め。
→実際、夏はトレブル・フックが剥き出しのハード・プラグだと釣りにならない場所も多い。そういう訳で、去年は水面直下を泳ぐソラリアが大活躍だったけど、この手のハード・プラグだけだと単調な釣りになりがちなのは事実。
・夏以降の彼のイチオシNo.1はCWCのBUSTERJERK。とりわけこのカラーが最高との言。
→パイクは(側線で感じる水の動きより)視認で捕食する傾向が強いので、ビッグ・ベイトは水中での見通しが良いクリア・ウォーターで使うべしとのこと。
→CWCは正直全く知らなかった(ごめんなさい)けれど、スウェーデンのメーカーだそうな。(ブラックバスの業界では有名なのか?)
・次いで彼の同僚のイチオシ。ジャッカルが出している220ミリのビッグ・ベイト。
→フランス向けに展開しているILLEXというブランドだそうで。よく見るとパッケージの内側にジャッカルのロゴが付いている。
・ライン・システムのおすすめは、①ルアーとの接合部は、噛み切られることを防ぐためにジギングで使うような太さのものを20センチ程度、②その後に20ポンド(5号)前後のフロロ・カーボンを4メートル程度、③メインはPE(彼のオススメは3号)(僕は4号だと言ったら、「Great」とのこと)。
→僕は最初の頃はトレース・ワイヤ(金属製のリーダ)を使用していたのだけれど、難点として①スナップと接合しにくい(おそらく本来は工具でかしめるべき)、②ヨレやすい、③繰り返し使うことによる消耗が激しい(突然スナップの接合部で切れる)。辟易して最近はタチウオ・ジギング用のフロロを使っていたところ、これは正解だった様子。
→彼が言うには、PEは摩擦で水中で音が出る(風が強い日に張り詰めたPEから出る高温と理屈は同じ?)ので、中間に細めのフロロを挟むのだとか。この辺りはシーバスでも参考になったりするんだろうか。水の動きの少ない(潮流による音の比較的少ない)湖沼でやるからこそ、ということなのかもしれないが。
最後に嬉しかった小話を1つ。
店で僕が日本人だという話に及んだ際、彼の同僚は「日本で釣った魚の写真を見せてくれよ。日本のバスが見てみたい。」と食いつき、客として来ていた常連らしきムッシュは「俺はビワ(※琵琶湖のことだと思う)で釣ったことあるぜ」とのリアクション。
海外にいる日本人で「日本最高」(又は「日本最低」)みたいなことばかり言っている人はあまり好きじゃないものの、実際、パリ市内には数多の和食レストランがあり、日本びいきを自称するフランス人の方も多いので、そういった方たちに恥じない国であり続けたいとは思ったりして。
日常のささやかな場面でニッチな「日本ファン」に出会うと嬉しいものです。


