大学の八条目 | ジュエリーコンシェルジュ&CADデザイナーNoripyonのブログ

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こんにちは。


本日は『大学』からです。


古(いにしえ)の明徳を天下に明らかにせんと欲する者は、先ず其の國を治む。其の國を治めんと欲する者は、先ず其の家を齊(ととの)う。其の家を齊(ととの)えんと欲する者は、先ず其の身を修む。其の身を修めんと欲する者は、先ず其の心を正(ただ)しうす。其の心を正しうせんと欲する者は、先ず其の意(こころばせ)を誠(まこと)にす。其の意(こころばせ)を誠にせんと欲する者は、先ず其の知を致(いた)す。知を致すは、物を格(ただ)すに在り。

物を格(ただ)して后(のち)知至る。知至りて后(のち)意(こころばせ)誠なり。意誠にして后(のち)心正し。心正して后(のち)身修まる。身修まりて后(のち)國治まる。國治まりて后(のち)天下平(たい)らかなり。


〈現代語訳〉

昔、自らの徳で人民を感化し、天下に太平をもたらそうとした人々は、まず自らの国をしっかり治めた。(明徳を自分だけが明らかにするのではなくて、天下に明らかにした。それによって平安をきたすものだとし、それを望むものはまず自分の所属する国をしっかり治めなくてはならない。)自分の国を治めようと思う者は、まず自らの家庭を和合させることに努めなければならない。家庭を和合させるには、まず自分を修めて徳性を高めることに努める。自分の身を修め徳性を高めようと思うなら、まず内なる心を正しくする。(心のありようを正す。)心を正しくしようと思う者は、喜怒哀楽の感情を正常にする。(喜ぶべき時に喜び、怒るべき時に怒り、悲しむべきことを悲しみ、楽しむべき時に楽しむ。それは心を誠にした証、心が正常であるということです。)心の働きに少しの邪念も入り込まないようにする。感情を正常にしようと思う者は、知恵を極める。(生まれながらに与えられている知恵も含む。)知恵を極めるためには、(きわめる)よう努め、自分自身を正すのだ。

物事の道理を窮めてこそ、初めて判断力を磨くことができる。判断力を磨いて、初めて心の働きから邪念を取り除き、心のありようも正しくすることができる。そうあってこそ、自らの徳性を高めることができる。さらにそうあってこそ家庭を和合させ、ひいてはしっかりと国を治め、天下を太平にすることができるのである。


以上を「大学の八条目」と言います。平天下(へいてんか)、治国斉家(せいか)、修身正心(せいしん)、誠意(せいい)、致知(ちち)、格物(かくぶつ)という順序になります。
大学を読んで最初に覚えたいのは、「三綱領」とこの「八条目」です。


「三綱領」明徳を明らかにする民を新たにする至善に止まる


「知を致す」とは、我々に与えられている良心という正常な鏡を澄ますことです。この良心という鏡はうっかりすると曇ってしまう。鏡が曇ると物事を正しく判断できなくなってしまいます。

全ての根底にあるものは、自分自身の心の鏡を澄ますことこそが最も重要で、全てはここから始まる。

家庭も社会も国家も、人間の人間たる基本中の基本が、良心という自らの鏡を澄ますことにあるのだと思います。



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