こんにちは。
暑さも一段落、本格的に秋も深まってきていますね。
さて、本日は言志四録からです。
言志四録
言志録
為学には立志が肝要
学問をするには、目的を立ててこれを遂行しようと志すことより肝要なことはない(志を立てることが大切である)。
志を立てることも、外からこれを強制すべきものではない。
ただ本心の好む所に従うばかりである。
学問=人間学。
立志=一定の目標を立てて、これをなしとげようと志すこと。
本心=良心。もちまえの正しい心。
事を成就させるには、立志は肝要でありますが、これを実践にうつして持続させる忍耐心が必要です。
つまり、本人の自覚が不可欠な要件です。
志を実践し持続する難しさがあります。
しかし、障害を克服しるためには気力が必要になります。
これについて、安岡正篤先生は、こう言っています。
大切なものは「志」です。志気(個人の意気込み)、志操(堅い志)、志節(不変の志)といわれるものです。
これは気力から生まれてくる。
そもそも気力とは、その人の生を実現しようという絶対者(天、神)の創生活動であるから、(人は志を持ち)必ず自ら実現しようとする何者かを念頭に発想するわけです。
志気は現実のさまざまな矛盾抵抗にあっても容易に挫折したり消滅することなく、一貫性、耐久性をもって「志操」になり、「志節」になります。
現実の矛盾、抵抗に屈しない意味では「膽気」(たんき:物事に臆しない気力)とも申します。
日常生活では雑多なことに心が奪われています。
心を絶対の世界に向けることが必要です。
坐って瞑想する。
考えるでもなく、考えないでもなく・・・。
すると、おぼろげに絶対者の心が明らかになってきて、自分では実現できない貴重な人生を実現しようと覚悟が固まっていく。
そこで自分の栄誉栄達ではなく、私利私欲を超えた考え、すなわち「天命」を発見する。
安岡先生は、志は絶対者に波長を合わせたところから生まれてくると説いています。
ですから、「(志を持ち)必ず自ら実現しようとする何物かを念頭に発想する」とき、現実のさまざまな抵抗にあっても挫折することなく実現されていく。
実現せずにはおかないという気迫、膽気も天からくる。
時として、人生の岐路に立った時、道に迷った時は、静かに瞑想することをお勧めします。
生き甲斐のある人生は、「立志」から始まります。
(参考:座右版 言志四録 佐藤一斎 著 久須本文雄 全訳注 講談社 / 安岡正篤 人間学 神渡良平 講談社)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ブログネタ:好きなおでんの種
参加中
そろそろ、おでんの季節ですね
おでんには様々な種がありますが、みなさんの好きなおでんの種は何ですか
↓ポチっと押して頂けると嬉しいです。
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆
『成功するための帝王学』
『立志』 No.1 へ
『使命』 No.2 へ
『人生計画』 No.3へ
『起業時の生みの苦しみ』 No.4へ
『起業して間もない会社に必要なもの』 No.5へ
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
『摩天楼を夢みて』 バックナンバー
第1話~
第10話~
第20話~
第30話~
第40話~
第50話~
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─