こんにちは。
キャピタリズム~マネーは踊るを観ました。
キャピタリズム~マネーは踊る 価格:2,953円(税込、送料別) |
解説:『ボウリング・フォー・コロンバイン』のマイケル・ムーア監督が、キャピタリズム(資本主義)支配下の経済問題に迫るドキュメンタリー。
巨大企業が利益を追求すると、世界にどのような影響が出るのかを検証する。
デビュー作『ロジャー&ミー』で元GM(ゼネラル・モーターズ)会長に突撃取材を敢行したムーア監督が、GMが破綻した20年後の今、生活を支配する経済をテーマに選択。
原点に立ち返ったムーア監督の覚悟と怒りが熱く伝わる。
あらすじ:2008年9月、リーマン・ブラザースは破綻し、大不況がやってきた。
しかし実際はそれより以前からアメリカでは住宅ローン延滞のため、自宅を差し押さえられる人が増えていたのだ。
「1%の富裕層が底辺の95%より多い富を独占」しているというアメリカでは、国民の税金が金持ちを救うために投入される。
ムーアは$マークのついた袋を持ち、「僕たちの金を返せ!」とウォール街へ突入していく。
映画では、資本主義を強烈に批判しています。
資本主義(しほんしゅぎ、英語:capitalism)とは、経済の仕組みの一種で、資本の運動が基本原理となる体制である。「資本制」とも言う。
社会に貨幣を投下し、投下された貨幣が社会を運動してより大きな貨幣となって回収される場合、この貨幣が「資本」とよばれる。資本が利潤や剰余価値を生む社会システムのことを「資本主義」という。
経済学者のカール・マルクスは著書『資本論』の中で「生産手段が少数の資本家に集中し、一方で自分の労働力を売るしか生活手段がない多数の労働者が存在する生産様式」として「資本主義」と定義した。
何のことか、分からないので分かりやすく説明しますと、
基本原理としては生産手段を持つ資本家が、賃金労働者を使用して利潤を追求する社会システムです。
つまりは、富があるものに富が集まる。
世界では、格差はひらく一方です。
何故でしょうか?
規制緩和の名のもとに、ルールを無くしてしまったからです。
ボクシングに例えたなら、小学生がチャンピョンと戦い、しかもルール無き殺し合いをしているのです。
何でもありありルール、それが規制緩和です。
国家の品格 価格:714円(税込、送料別) |
詳しくは、藤原正彦教授の「国家の品格」をお読みください。
日本も自民党政権、特に小泉政権の時に規制緩和は、進められました。
結果的にどうなりましたか?
みなさんの暮らしは良くなりましたか?
答えはノーです。
地方都市の商店街はシャッター通りになり、中小零細企業は毎年倒産し企業は年々少なくなっています。
つまりは、一部の富める人々に有利なルールに変えられているからなのです。
そして、世界の金融機関は、デリバティブに明け暮れています。
デリバティブとは、基礎となる商品(原資産)の変数の値(市場価値あるいは指標)によって、相対的にその価値が定められるような金融商品をいう。デリバティブ取引は、債券や証券(株式や船荷証券、不動産担保証券など)、実物商品や諸権利などの取扱いをおこなう当業者が、実物の将来にわたる価格変動を回避(ヘッジ)するためにおこなう契約の一種であり、原資産の一定%を証拠金として供託することで、一定幅の価格変動リスクを、他の当業者や当業者以外の市場参加者に譲渡する保険(リスクヘッジ)契約の一種である。市場で取引される債券・商品には「標準品」「指数」があり、個別商品の先渡契約(forward)は一般にデリバティブに含まない。尚、デリバティブの利用目的には「リスクヘッジ」の他、「スペキュレーション(投機)」「アービトラージ(裁定取引)」がある。
デリバティブ取引の特徴として次のことがある。
差金決済(レバレッジ効果)。
ショートポジションが可能。
デリバティブはレバレッジ効果を有するため、たびたび投機的な運用資産として、多額の損失を生じ、問題となっている。英国のベアリングス銀行や米国のカリフォルニア州・オレンジ郡など、運用セクションによるデリバティブの運用の失敗により、企業は元より地方行政の存続に大きな影響を与える事件は後を絶たない。現在では、多くの会社ではデリバティブへの投資に対して、リスクをモニタリングする仕組みが導入されている。銀行業の場合は、BIS規制や金融検査マニュアル等で、そのデリバティブの運用に対する体制整備が求められている。
これまた、なんのことか分からないと思いますので、分かりやすく説明しますと、
今、世界の金融機関は、「デリバティブ」というカジノに明け暮れています。
株やFXが、1枚500円のチップだとしましたら、デリバティブは1枚5,000,000円のチップです。
つまり、世界中の銀行がデリバティブというカジノで巨額なギャンブルをしているのです。
それは、エスカレートするばかりです。
僕のニューヨーク時代のお話し「摩天楼を夢みて」でも書きましたが、、ウォール街で働く証券会社の友人の実話です。
彼女は、24歳でデリバティブにより1日に5億円損したと言っていましたが、上司から小言を言われただけでした。
巨額のお金が世界カジノ「デリバティブ」のマネーゲームに明け暮れ、現にいくつかの金融機関はデリバティブの損失で破たんしました。
日本では、銀行、証券会社、社会保険、郵便局などは、本当に安全なのでしょうか?
そして、日本の銀行も経営が悪化すると、何の経営責任も問われず、国民の税金を血税を注入しています。
国民負担として確定した額は、10兆円を越えています。
陰では、巨額のギャンブルをしているのに・・・。
なのに、銀行は今だに貸し渋りや、貸しはがしをくり返し、中小零細企業を痛めつけています。
今も世界は、1%の富める者と99%の貧乏人へと移り変わろうとしています。
マイケル・ムーア監督の映画は、その実態を暴き、誰が政治的に国民をだまし民衆を貧困へと追いやったかが描かれています。
そして、マイケル・ムーア監督自ら、税金を注入した金融機関をまわり、税金を返してくれと・・・。
国民に対して、勇気を持って立ち上がれと呼びかけています。
つくづく、共感した映画でした。
このままのルールでは、富める者は益々富み、中流階級は貧困の一途をたどる。
残念ながら、これが今の現実なのです。
そろそろ、国民も目を覚まさなければ、みんな貧困の一途をたどってしまう・・・真剣に考える時が来たと思いました。
ご興味がございましたら、レンタルでも観れますので、観てみて下さいね。
(参考:YAHOO Japan 映画 / ウィキペディア フリー百科事典)
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