プラモデルにも様々な縮尺(スケール)のキットが存在します。
特に昔のキットには、今では見掛けない縮尺(飛行機プラモに存在した1/50とか~)が多い様です…
ここで、以前から気になっていた疑問がふと浮かんできました。
「ナガノ」と言うメーカーから発売されていた蒸気機関車のプラモデルです。
このプラモデルはD51とC62の2種類があり、モーターで付属の線路を走行するモーターライズのキットです。
外箱には”16mmゲージ”との記載があります。
その頃の鉄道模型は、HOゲージ(16.5mm)でしたが、親父の持っていたHOゲージの線路に載りましたので、あまり深く考えずに”プラモデルなので誤差?”程度かと思っていました。
子供時分に、走らせたくて何度か購入した記憶があります。
しかしながら、このキットは「組立図通りに組み立てると動かない!?」と言われる程、スムーズに動作する様に組立るのは難しいキットで、当然私が作ってもうまく動きませんでしたね~
このプラモデルが、1/75と言う謎めいた縮尺でした。
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鉄道は国やその地域によってゲージ(線路幅)が様々です。
日本国内だでも、在来線の線路幅は1,067㎜(狭軌)で新幹線や一部の私鉄などは1,435㎜(標準軌)で、三重の私鉄で762㎜と言う劇狭いのゲージも存在します。
※ヨーロッパやアメリカの鉄道では1,435㎜の標準軌の線路が一般的です。
一方、鉄道模型の世界では…国を越えて統一されたゲージの線路が用意されています。
例えば、NゲージやHOゲージと呼ばれる規格です。
例えば、一般的に「HOゲージ=16.5㎜」と思いがちですが、ちょっと調べると16.5mm幅の線路を使う規格やスケールは複雑な様で…また、"HOゲージ"と"16番ゲージ"は厳密には違う規格を指す様です。
(1)HO (1/87 16.5mm) ⇒日本型のHO
(2)16番 (1/80 16.5mm) ⇒ヨーロッパ/アメリカ型のHO
(3)OO(ダブルオー) (1/76 16.5mm) ⇒イギリス起源の最も古い16.5mm規格
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※実際にはもっと複雑な事情があり、興味ある方はWebで調べて見て下さい~
調べて見ると、鉄道模型の縮尺は実に”ややこしい”背景を抱えています。
簡単に言うと、違う線路幅の鉄道を統一した模型用の線路幅のスケールで模型化すると不都合が発生します。
このため、単一の線路幅で”機関車”や”車両”はゲージ幅からくる縮尺とは別の違和感(?)が無いスケールで模型化されている様です。
これを「 ユニゲージ(単一線路幅)・マルチスケール(多縮尺) 」と言うらしいです。
つまり、在来線と新幹線ではゲージが違うのでそもそも同じ線路を走行するのは変ですが、違和感が無い様に車両は調整された縮尺でまとめられている様です…
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では、「ナガノ」のキットは何故1/75なのでしょうか?
キットの外箱にはHOゲージとか、16番とかの記載はありませんが…!?
良く見ると…外箱に”AUTHENTIC SCALE(=本物の縮尺)”とあります。
おおお~そう言う事か!!!
「D51が走る標準軌(1067㎜)を16㎜の線路幅で割ったスケールが1/75で、機関車もこのスケールで作成されたキット!」と理解したのですが…計算して見ると??
・1067(mm) ÷ 16(mm) = 66.6875(≠75)
んん、何か思惑と違ってます~
・1067(mm) ÷ 16.5(mm) = 64.6667(≠75)
1435(mm) ÷ 16(mm) = 89.6875(≠75)
試しに、線路幅から実車のゲージを逆算して見ると…
・16(mm) × 75 = 1,200(mm)
いろいろ計算して見ましたが、答えが見つかりませんね~
試しに機関車のサイズで計算して見ると…
・19730(mm) ÷ 265(mm) = 74.45(≒75)
こちらはほぼ1/75です。
どうやら、”AUTHENTIC SCALE(=本物の縮尺)”とは、16.5mmゲージの元祖となるOOゲージの規格を採用したとの意味の様です。
OOゲージの軌間は当初5/8インチ(15.9mm(≒16(mm))でしたが、後に16.5mmとなった様ですので当初の16mmのレール幅を採用したと推測されます。
調べて見ると、なんか強い拘りを感じますね~~




