人間が生きるために必要な「食」
育ち盛りの子供には美味しい食べ物をお腹いっぱい食べて成長していかなければならないのに、その成長に大事な、そして子供が学校で一番楽しみにしているはずの学校給食が貧弱化してよいのでしょうか?
とても寂しい記事であると同時に理由を知ると腹立たしくも感じる記事です。
アジの開き→ちくわ メロン→半分 給食に食材高騰の波
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180128-00000016-asahi-soci
ではなぜ私が腹立たしく感じているのか?
元国税庁職員の大村大二郎さんの書籍
~「見えない」税金の恐怖~
にはこのように書かれています。
給食費こそが教育費無駄遣いのシンボルである。
保護者が払う給食費は月額およそ4,000円前後、1食あたり240~250円前後。
ただし、これは食材のみの値段であり、調理費や光熱費は税金で賄われており、その額が1食あたり650円前後。
となると、1食あたりおよそ900円もの高額な食事になる。
さらに給食を作る施設の家賃、税金はかからない、ひとつのメニューを大量に作るのだからコスト削減も可能。
一定数の固定客がいるわけだから在庫コストもかからない。
全国の小中学校で行われているので、明らかに莫大な無駄遣いである。
給食は、栄養士がカロリー計算したり、安全な食材を探したりして、普通の外食より手間がかかっているという事実はあるが、それを差し引いても普通の外食より、はるかに安い値段で提供できるはずだ。
では、なぜこのような無駄遣いが放置されているのか?
給食関連費が地域の利権になっているから。
地元の教育関係者などが、自分の利権としてこの支出を牛耳っていて、知り合いなどを給食事業に参入させたり、雇用したりしているという「既得利権」が生じているため、手が出せない状態になっている。
給食を外部委託している市町村もあるが、先日も記事に出た神奈川県大磯町の「まずい給食事件」のような事態も発生している
https://dot.asahi.com/wa/2017092600065.html?page=1
教育費全体については、超大がかりな改革が必要である。
このように述べています。
では、これを民間のお店で提供される物と比較して考えてみて下さい。
料理の質や量、味も結構美味しいものをワンコイン(500円以下)でランチを提供するお店がたくさんあります。
それをここに書かれている1食900円で出すとなったら、かなり良い食事が提供できるはずです。
ホテルのランチバイキングでもこの値段であればかなり良い物と種類が提供できるのではないでしょうか。
さらにフランス料理のような豪勢な物も工夫次第で提供できるはずです。
それなのに、予算がない、お金がない、食材が高騰しているからろくなものを作れないでは、将来を担う子供たちが成長しません。
子供の数が減少していることはありますが、こんな税金の無駄遣いをしているくらいなら、給食費自体を無償化して良い給食を提供できるようにしてもらった方が同じ税金を使うにしても納得できると思います。
子供の教育を道具に、利権を振りかざす人も問題ありですが、子供のために、予算がないからお金を出せないと言ってる地方公共団体、ひいては国の方も情けないと言わざるを得ません。
国会議員も官僚ももっと真剣に子供の将来を考えた施策を議論し、必要なお金をしっかりつけていただくことを切に望みたいです。
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