http://www.paraphoto.org/2006/?article_id=844 (写真あり)
2012年08月26日
馬術の聖地へ、日本代表チームが到着
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馬術の伝統を掲げるイギリスでのパラリンピックが、いよいよ開幕を迎えようとする8月25日。日本からも、馬術チームがヒースロー空港に到着した。
日本から馬術の選手はただ1人、浅川信正。埼玉県出身の57歳。健常者としても馬術競技の世界で活躍していた。
北京パラリンピックで障害者の馬術競技のレベルの高さに触れた浅川は、すぐにクラス分けをうけ、障害者馬術(パラエクエストリアン)が初めて種目に加わった2010年・ケンタッキーでの世界選手権を目指した。結果は、グレード1bで7位(フリースタイル)、12位(個人規定)の成績。その後もオーストラリア、ベルギーで行なわれた国際大会に出場を重ねてきた。
選手団は、浅川のほか、監督の三木則夫氏、総務兼トレーナーのマーティーマーマンス・マルセル氏、コーチの浅川晴央氏、グルームの小林宏氏が帯同する。しかし、選手枠同様コーチとして認められる人数制限があるため、選手村と競技関係者の宿舎にチームは別れて滞在する。
また、ケンタッキー以来今回も最も大事なパートナー、愛馬ユニコはオランダから現地入りし、間もなく厩舎で対面する。
馬術の国イギリスでデビューする浅川の競技を支えるチームがロンドンに集合した。
(写真:馬術日本代表チーム。コーチ兼介助で息子の浅川氏が選手村いりする。)
<参考>
「グレード」とは、障害の度合いにより選手をクラス分けしたもの。最重度のグレードIaに始まり、全部で5つのグレードがある。
クラスの詳細はこちらhttp://www.jrad.jp/p00.html
(佐々木延江)