
大分出身の18歳という情報だけを頼りに、10月14日火曜日の夜 DrumSonに向かう。
ステージに立った彼女は、キレイなストレートヘアにショートパンツ姿。腰につけたキビ団子
ならぬ、お花のコサージュがいかにも10代っぽい。
曲がはじまり 彼女の第一声に、そして一弾きに、誰もが度肝を抜かれる。
パワフルなヴォーカルに、ギター。
ギターをかき鳴らし、揺れるストレートヘアから時折覗くあどけない表情。
歌も、ギターもうまい。確かに、上手。すでに、完成しちゃってる感じ。
18歳にして、まとまっちゃってるのがもったいない。だけど、だけど、何か足りない。
ステージ上で、あんなに声を張り上げてギターをかき鳴らしているというのに、
こっちに伝わって来ない。
アタシの感性が鈍ってきたか、10代の気持ちがわからなくなってしまったか。
周りを見渡すと、直立不動に聞き入っている様子。
MCで「真剣にきいてくれてありがとう」と言う彼女。『真剣』は、大分弁だと伝えてあげたい。
そう思いながら4~5曲聴いたのち、お母さんのことを歌ったという『エリコ』
これには、やられた。いつの間にかオバサンになってしまった世代には、こういう曲はグッとくる。
今、東京で暮らしているという彼女。アタシは、18歳の時上京する勇気がなかった。
彼女には、勇気と『若さ』という武器、そして可能性がある。
実際、本人と話をしたことがないのでどうこう言える筋合いではないけれど、
たとえば、部活で変にクセがついていない子の方が、伸びるというように、
彼女が素直であればあるほど、これから出会う大人たちとの関わりによって
それが、肉付きとなり良い作品が生まれてくるんじゃないかな。
来年のメジャーデビューに向けて『真剣』に突っ走ってくれることを期待したいと思う。
text ダンベルナオミ
