老害:組織や社会で幅を利かせすぎて言動が疎まれる高齢者、

あるいは、傍若無人な振る舞いによって

若者に必要以上の負担や迷惑をかけている高齢者などを指す表現。

ひらたく言えば迷惑な老人を侮蔑交じりに指す表現。

(新語時事用語辞典より)

 

学校や塾で長く教えていると役職が上がり偉くなる。

会社も経験者をいつまでも平社員で扱うことは出来ないだろう。

年功序列というものかもしれない。

ただ、それには大きな問題がある。

 

長年教えている、偉くなる、教え方が上手い。

これはイコールで結ぶことは出来ない。

全部兼ね備えている人もいるかもしれないが、

何か欠けている人が大半だろう。

 

「歳取っているから偉いんだ」

と勘違いしてしまう老人がいる。

残念ながら私には敬老精神が欠如しているので、

年上の人だからといって目上の人ではない。

例え老人だろうと仕事ができなければ学校や会社のお荷物だ。

 

それから私には出世欲が乏しい。

同級生が課長や部長クラスになっていると多少気後れするが、

「へえ」

で終わる。肩書でその人を判断しないようにしている。

 

塾講師時代、仕事で上司の指示に背くことはなかったが、

プライベートや容姿に対する批判には当然ムカついていた。

社長であろうと上司であろうと、言って良いことと悪いことがある。

それを判断できないのは人としておかしい。

 

私も歳を取ってしまったが謙虚な姿勢は持ち続けたい。

老人にはなっても老害とは言われたくないね。