君たちはどう生きるか
言わずと知れた名著です。
昔、1度読んでいるのですが
ふと思い出して
読み返してみたくなりました。
1時間もあれば読めるくらい短くて、そして簡易な内容ですけど
心に訴えかけるものがあります。
コペル君というまだ15の少年の日常を描いた作品で
彼の叔父とコペル君の対話や叔父によるコペル君への手紙が
物語の核をなしています。
さりげない日常の中に、深い道徳的考察が散りばめられて
非常に考えさせられました。
子供向けの本だけに子供に読んで欲しい本ですね。
本の一節に立派な人間になって欲しいというところがあって
すごく考えさせられました。
立派って何?
本に書いてあったことはまぁ納得はできたけど
それがただ一つの答えなのだろうか。
あとは自分に素直になる
というメッセージは今の自分に必要な言葉でした。
就職活動とかやっていると
意識していても時々忘れてしまう。
自分が本当に何をしたいのか。
大学に入って経済学をやって
サークルとかゼミとかを通じて
極度な個人主義に陥っていた自分。
自分は自分 他人は他人
それはそれで間違っていない。
だけど、何か寂しいね。
大人になるってこんなんなのかなぁ。
私はもうコペル君の世代には戻れないけれど
彼のように純粋であれたら良いなぁと思う。
そして彼のように素敵な友達に恵まれていたらなぁと切実に思うよ。
人間関係を戦略的に考えられないのは
やっぱり温かさを欲しているからなんだ。と思う。
冷静に損得勘定で人間関係をみると
なんだか相手を欺いている気がする。
だってそんな風に相手を見ているなんて本人には言わないんだから。
しかし、こういった考えは甘いと言われるのだろうか。。。
拝金主義にはなれないね。私の性格では。
「悲しいことや、つらいことや、苦しいことに出会うおかげで
僕たちは、本来人間がどういうものであるか、ということを
知るんだ」
という言葉は当たり前のことなのに普段忘れていることでした。
「痛みによって僕たちは、自分の体に故障が生じたことを知り、
同時にまた、人間のからだが本来どういう状態にあるのが
本当か、そのことをもはっきり知る」
そうだよね。辛い時こそ自分が何を求めているのかを再確認できる。
あとは経験を重視するということの大切さ。
何でもかんでも自分で仮説をたてて論理的に導き出せば良いものでもない。
頭だけじゃ限界がある。
水の味は自分で舐めてみないと一生分からない。
だから失敗を恐れないで。
失敗して気付けばいいんだもん。
この本を読んだおかげでESの進捗度は下がったけど
それ以上のリターンがあったから良し、だね。
とても温かい気持ちになれました。
殺伐とした気持ちになってしまった人は是非ご一読あれ!