SR400に取付予定のXJ550ホイール流用ですが、そのままポン付けは出来ずに色々と交換が必要になります。
一点目として、フロントのアクスルシャフト径が違う(SR400:17mm、XJ550:15mm)為にSRのフロントフォークをそのまま使う場合には.XJホイールのベアリング内径を大きくする必要があります。
ここで大きな問題があり、XJホイールに合わせる為には外径42mmのベアリングが必要です。
内径17外径42幅13というサイズは標準規格に無く、非標準サイズのベアリングが必要になります。
こちらが現物です。
スズキ純正部品(部品番号:09262-17034) GSX1100F用が販売されています。
ただ…お値段が一つで約4,500円也… 代替品を探すとヤフオクで二つ5,000円で販売されていらっしゃる方がいましたので、そちらで購入。
シール部分に【6302】とあります。規格を確認すると内径15外径42幅13、こちらのベアリングを内径旋削して17mmに仕上げてある様です。
日本製ではないとの事なので、おそらく中華製だと思います。昔と違って中華製の工業製品に関してはそこまで抵抗なく、最近は軽自動車のリアハブベアリングを交換しましたが何も問題無く走っています。機械的な精度は問題無いと思っています。
封入してあるグリスを確認する為に…
シールを外します。
透明なグリスが入っています。何系なんでしょう?
CRCぶっかけてグリスを溶かし、パーツクリーナーで除去し、違うグリスを入れる事にします。
完全に除去して…こちらのグリスを塗ります
隙間にねじ込む為、押し当てる様に入れていきます。
わざわざグリスを入れ替えない方が良いのかもしれませんが、バイクのホイールという使用環境は、高負荷・低回転・路面からの衝撃・常温とすると極圧性能にパラメーター全振りの方が良いと考えたわけです。合っているか分かりませんが自分なりの考察です。
グリスの量は、空間容積の2/3程度が目安です。内部へきっちり詰まる様にパンパンに詰め込んでからウエスで拭き取り調整しました。
こちらの写真は、パンパンに詰めた状態。
シールを戻して完成。一つ数百円で買える標準サイズのベアリングなら細かい事は気にせず、ベアリング交換で良いのでしょうが…なんせ無駄に高級品
作業完了しましたのでベアリング打ち替えの為に冷凍庫でキンキンに冷やしておきます。
つづきます