今回のメンテナンスは、いつもの自宅ガレージではなく、以前にも書いた事があるSRの師匠のガレージにて作業です
購入して約8ヶ月、2500kmしか走行していませんがブレーキの状態はどうなっているでしょうか
師匠が言うには『ひと月で3000kmくらい走らないとね』って…
僕は8ヶ月経っても届いていません
分解前の状態でパチリ📸
センタースタンドを立てて、
後から調整しますがブレーキの踏み込んだフィーリングを確認しておきます。
まずはブレーキロッドの蝶ネジを外します。ブレーキカムレバーを一方の手で前方へ押し付けながら緩めていきます。
その後の作業で邪魔にならない様にブレーキロッドをフレームの適当な所にマスキングテープなんかで止めておきます。
トルクロッドを止めているナットを外します。(12mm)
以前にリアアクスルシャフトのグリスアップをした記事に書きましたが、チェーンアジャスターのカラーの径とワッシャーの径に差があり(ワッシャーの径が小さい)規定トルクで締め付けると、ワッシャーとチェーンアジャスターが変形してしまいます
アクスルシャフトを抜き取り、リアタイヤを外します。
チェーンは、地面に触れない様に
ブレーキドラムの状態を確認しましたが、ほとんど減っておらず、ブレーキのカスも少量でした。
それに比べて師匠のドラムからは大量のカスが
『リアブレーキ使ってます⁉️』なんて言われましたが、走行距離が違いまんがな…
スプロケ側のカラーはポロリしちゃうので事前に外しておきます。
指を突っ込んでホイールベアリングの状態をグリグリして確認 結構固いんですね〜
もっとクルクル回ると思っていました。
バイスとヤスリを拝借して ブレーキシューの面取りです♪
奥に初期型ホイールが写っています
マニアにとってはヨダレものです
ブレーキカムシャフトとスプリングへグリスアップして…
ここから結合していきますが、一連の作業なので写真を撮るヒマがありません
ポイントとしては、
○スプロケ側のカラーにグリスをたっぷり塗り接着剤代わりにして落ちてこない様にする。
○事前にチェーンアジャスターやナットを順番通りに足元に向きをそろえて配置する。
○アクスルシャフトを差し込む時には、正座の様に座りタイヤを太腿で挟み込み固定させる。
てな感じでグイグイとアクスルシャフトを押し込みますが、回り止めの穴にドライバー差し込んでおくと入れやすいです。
組み込んだ後にスプロケ側のチェーンアジャスターが上下逆さまに気付き同じ作業をもう一度
アクスルシャフトを差し込んでナットを借り締めすれば一安心
トルクロッドを締め付けて、ブレーキロッドのピンもグリスアップ穴の中にグリスを入れ込んでおけばイイあんばいでロッドのネジ部にグリスが付きます
と、ここでアクスルシャフトのナットを変更します。フランジ付きUナットです♪これで規定トルクで締め付けてもチェーンアジャスターが変形する事はなくなります
最後にチェーン引きをして作業完了です♪