今回はトータル的にはそれほどボリュームが
あるわけではなかったにもかかわらず、
ラストを書き上げるまでにかなりの期間を要しました。
よくありがちな言い訳を
あえて使わせていただくとすれば、
仕事の繁忙期が昨年より長く続き、
趣味でやっているバンドでも
新しいプロジェクトを立ち上げたため、
個人で作業を完結させる二次創作小説・イラストは
どうしても後回しにならざるをえなかったのです。
しかし、ミサイル等の武器も使わず、
地球上の国や都市をまるごと破壊してしまう
超戦士同士のいつもの過激なバトルシーン(?)を
一切描写しないという試みは新鮮でもありました。
タイトルはB'z『有頂天』の歌詞の一部から取り、
ストーリーの組み立てはYoutube等で配信されている『ナナクマ胸キュン漫画』をヒントに、
30代~40代の方も共感できるように
アレンジしたつもりです。
「いやいや、こんなに世の中
上手くいくわけないし、
結局は調子良く、それこそ有頂天に綺麗事を並べて
終わっているじゃないか」という感想を
抱く方もかなり多いと存じてはおりますが、
そこはフィクションということで
大目に見ていただければ幸いです。
自分の身に置き換えてみると、
年収の増額とともに業務の責任・管理範囲も拡大し、
今までのようにのらりくらりと
かわせる環境ではなくなった影響もあり、
他部署と衝突し、一歩間違えれば
それこそ懲戒処分が下されるくらいの
大トラブルに発展しかねなかった。
後は、コロナ禍がピークを過ぎたものの、
それを凌駕するほどの(腹立たしい)事件が、
国内外で次々と起こっていることへの
フラストレーションでしょうか。
※ちなみに作中のヒール役として登場する
『志田課長』は「○○メガネ」と話題になっている
某総裁と、
昭和時代の「暴力革命」の方針を
未だに堅持しようとする某野党党首の苗字を
それぞれ足して割ったもの、
『近江習平』は「江」を外せば、
誰をモチーフにしているか、もうほとんど
答えがお分かりになるかと思います(笑)。
上記のような人物とは口もききたくない、
目も合わせたくないのが
多くの勤勉者の本音だと思いますが、
逆に月本咲夜にも負けないくらいの美人さんが
職場にいたら、
今度は自分のセクハラ的なニュアンス発言に
注意しないといけないかもしれません。
「今まできちんとルールを守って(民度を保ち)
真面目に働き、生活してきた者がバカを見るような
世の中には決して変えてはならぬ」
これだけは強く主張しておきたいと思いつつ、
来年は再び幻想郷を舞台にした二次創作モノを
描きたいと思っております。
読者・フォロワーの皆様に
『有頂天になれる瞬間』が
一つでも多く訪れることを願っております。
2022年6月 Ken