そういえばRX-01ってどうなってんの?
てな訳でAI小説第四弾の連載を終了した訳ですが、特段大きな支持はしてませんが、割りと読み応えのある内容に仕上がったと思います。
今回ライバルキャラを某ミュージシャン由来にして遊べたのが割と楽しかったです(約1名ワ◯スピが居ますが...)
次はドリフト競技の物語を連載しようかと思います。
Sovereign
(Toyota Supra 3BA-DB02)
(Toyota Supra JZA80)
(Maserati Ghibli Trofeo)
Paradise Cityでは、案内役として知られている。
危険な夜にだけ無線へ現れ、必要な言葉だけを落として消える。
道を教えるというより、流れを整える――それが彼女のやり方だ。
元は警官。
ストリートレースの現場に潜入するおとりの仕事をしていた。
その経歴を“噂”で済ませる者もいるが、彼女の無線の扱いと、警
性格は冷静で、言葉は必要最小限。
ただし“態度”は最小限ではない。
顎の角度、立ち方、間の取り方――全部が「私のペースで動いて」
褒められると照れる。
正確には、褒められ慣れているのに照れる。
「当然でしょう」と返しながら、耳だけ少し赤い。
それを指摘されると、さらに高飛車になる。
警察から支給されたJZA80スープラは、2JZを3.4リッタ
本人いわく「やりすぎ」「下品」。
ただ、あの暴力的な出力のおかげで、彼女は“勝って入り込む”と
今のA90は、Pandemのフルエアロに約550馬力。
ピークを誇示せず、太いトルクと安定を選んでいる。
踏めるのに踏まない。踏まないのに遅くない。
「速さを見せびらかすのは趣味じゃない」
と言いながら、しっかり勝つ。
整備はしない。
油の匂いが服に付くのが嫌、という理由を一切隠さない。
代わりに、整備士の説明を聞く集中力が異様に高い。
「それ、いま必要?」
「そこ、触らない方が綺麗」
――判断だけで現場を黙らせるタイプ。
私生活は金持ちっぽい趣味で固めている。
クラシック、ワイン、静かなホテル、窓際の席。
何事も、選べるなら最上グレードを選びがちだ。
必要かどうかより、“姿勢が崩れないか”で決める。
足車は白のマセラティ・ギブリ。
それもトロフェオ。
速さも派手さも求めていない――と言いながら、
いちばん上を選んでおくのが彼女の流儀だ。
「余計な主張がないのがいい」
そう言いながら、
無意識のうちに“自分に似ているかどうか”で車を選んでいる。
⸻
1. スティーブン・クロフォード
Paradise City管轄の元上司。
50代。
書類と現場の両方を知っている、古いタイプの警官だ。
判断は早いが、声は荒げない。
感情で動く部下を嫌い、
事故を起こさない部下を信頼する。
アナスタシアをおとりに選んだ理由も、それだけだった。
速いからではない。
踏みすぎないからだ。
音楽は80年代ロックが好き。
理由を聞かれても、
「全体の流れが分かりやすい」としか言わない。
ギターソロを飛ばして聴く若者が嫌い。
曲を“部分”で消費する姿勢が、どうしても許せないらしい。
アナスタシアが警察を辞めた日、
署内で流していた音楽のボリュームは、
いつもより少しだけ大きかった。
誰も理由を聞かなかった。
⸻
警察の整備主任。
30代後半。
若い頃はストリートで走っていた。
無茶な夜の終わりに、仲間を一人失っている。
それをきっかけにハンドルを置き、
「守る側」に回ることを選んだ。
おとり捜査でアナスタシアが乗る
JZA80スープラを選び、
彼女が“戻ってこられる走り”になるよう、
チューニングの方針を決めたのは彼だった。
車が好きだ。
今でも休みの日は、
古い車を黙々とレストアしている。
アナスタシアが走りを楽しそうに語るのを聞くと、
嬉しくなる。
同時に、警官としては複雑な気持ちにもなる。
彼女の高飛車な態度には、
正直、振り回されがちだ。
それでも頼まれると断れない。
そのことを指摘されると、
無言で工具を磨き直す。
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3. エリック・コールドウェル
Blue Testament
(Nissan Skyline GT-R BNR34)
深いブルーのBNR34。
NISMOエアロで整えられた外観は静かだが、近づくと分かる。
この車も、この男も、内側に熱を溜めている。
RB26は約650馬力級。
数字を誇らないが、セットが噛み合った時の速さは異常だ。
ハマれば一気に抜ける。
ただし、崩れる時も一気だ。
本人は冷静を装っている。
表情も言葉も淡々としているが、
ハンドルを握ると感情が走りに滲む。
勝ちたい気持ちが強い。
だから速い。
同時に、プレッシャーにも弱い。
追われる側になると、
ほんの一瞬だけ判断が荒れる。
それを見逃さない相手に対しては、脆い。
スポーツ万能。
走る、泳ぐ、投げる。
とにかく体を動かすのが好き。
トレーニングジムでは無口だが、
動いている時だけは饒舌になる。
本人に自覚はない。
ジムのあと、
プロテインの味で五分ほど本気で悩む。
「調子がいい時は、世界が静かになる」
そう言ったあと、
なぜか少し照れる。
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White Noise
(Mitsubishi Lancer Evolution IX)
白いエボIX。
アンチラグの乾いた破裂音だけが、山に残る。
約400馬力。
派手な数字ではない。
だが、低速域の処理が異様に正確で、
ワインディングでは“先に消える”。
ジムカーナで実績を積んだ合理主義者。
ブレーキ、舵角、アクセル――
すべてが最小。
AWD絶対主義。
他の駆動方式には興味がない。
限界域での再現性と安定性だけを評価し、
その答えとしてランサーエボリューションを選んだ。
AWD以外の話題になると、
会話が一段だけ短くなる。
限界を使わない。
触れない。
だから壊れない。
会話も同じ。
感情を挟まず、結論だけを置く。
「それは危険」ではなく
「それは損だ」
私生活は極端にシンプル。
食事は燃料。
味は二の次。
ただし靴だけは異常だ。
ペダルタッチが変わるのが嫌で、
同じ型番をまとめ買いしている。
在庫が残り一足になると、
言葉が早くなり、視線が落ち着かなくなる。
その姿を見た者だけが知っている。
――こいつも、人間だということを。
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5. ビリー・ジョー・マクレーン
Burn Gospel
(Ford Mustang GT)
ブラックにレッドストライプのマスタング。
RTRエアロとスーパーチャージャーで約700馬力。
音が派手。
踏み込みが豪快。
登場した瞬間、場の空気が明るくなる。
レースの場ではヒーロー。
軽口を叩き、観客を煽り、
勝っても負けても拍手を持ち帰る。
走りも本物だ。
派手に見せて、芯は崩れない。
荷重移動と抜けの作り方が上手い。
だがプライベートは真逆。
静かな部屋。
控えめな照明。
分厚い本。
戦記、伝記、産業史。
読んでいる時はほとんど喋らない。
観客向けの軽口を、
私生活でもそのまま使ってしまい、
誰も反応しないことがある。
服も質素。
車以外に金を使わない。
レースの姿と日常が一致しないため、
初対面の人間はだいたい混乱する。
本人は気にしていない。
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6. ルーカス・ヴァン・ハーレン
Emerald Law
(Mercedes-AMG GT R)
エメラルド寄りのグリーン。
約600馬力級のバランス型セット。
一周を通して崩れない。
尖らせない。
走りも性格も整っている。
冷静で、声の高さが変わらない。
煽られても、勝っても、負けても同じ調子。
趣味は料理。
下処理、温度、塩分。
理屈を積み上げるタイプだ。
盛り付けは完璧。
写真も綺麗。
――そして、
それをSNSに投稿する。
だが、
いいねの数を異様に気にする。
通知が来るたびに確認し、
伸びが悪いと無言で更新時間を変える。
いいねが伸びない日は、
味付けが少しだけ濃くなる。
誰にも指摘されていないと思っているが、
全員知っている。
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7. ジェイムス・ハドソン
Rusty James
(Dodge Charger 1970s)
ブラックの70年代チャージャー。
スーパーチャージャー+NOSで約900馬力。
直線だけの男ではない。
重量級の車体を振り回し、
パワースライド、慣性ドリフト、
クラッチワークを使い分ける。
ドリフトもまた、彼の武器だ。
本人は40代半ば。
スキンヘッド。
立ち方に無駄がない。
結婚していて、息子がいる。
スマホの待ち受けは息子の写真。
画面を見られると、
一瞬だけ動きが止まる。
そのあと、
何事もなかったように戻る。
家族の話はしない。
仕事の愚痴も言わない。
息子にだけは、
自分の走りを見せたがらない。
ただ、
「家に帰れる走りしかしない」
それだけは、はっきりしている。
座右の銘は、
「守るものがある奴が、最後に残る」
いい父親だが、
それを誇る気はない。
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8. アクセル・ブレイズ
Red Verdict
(Dodge Viper ACR)
赤いViper。
警告灯のような赤。
約700馬力。
数字以上に、扱いの難しさが際立つ。
この街のトップランカー。
「制御できるかどうか」で人を選ぶ。
——そして、
見た目だけを見れば、危険には見えない。
背が高く、線が細い。
肌は白く、顔立ちは中性的。
遠目だと、性別を誤解されることもある。
そのせいで、
彼には追っかけが多い。
走りではなく、
路肩でエンジンを切って立っている姿や、
ヘルメットを脱いだ横顔を見に来る連中だ。
本人は、まったく意識していない。
会話は短い。
断定が多い。
追っかけに囲まれても、
何を期待されているのか理解していない。
私生活では蛇を飼っている。
——溺愛している。
餌の時間はアラーム管理。
湿度計は二つ。
脱皮の兆候が出ると予定を全部ずらす。
蛇に話しかける時だけ、
声が驚くほど柔らかい。
写真も大量に撮る。
だが人には見せない。
理由を聞かれると、
少し困ってから言う。
「……可愛いからだ」
その瞬間を見た者は、
だいたい世界観が崩れる。








