一般的に大学非常勤講師の報酬はかなり低額なため、金銭的報酬のみを目的にすることは、非常勤講師としてのモチベーションを維持することがかなり困難です。
非常勤講師を務めるからには金銭的報酬以外の何らかのメリットを見出せなければ安易に引き受けることはやめた方が良いのではないかというのが個人的な意見です。
ただ、現在のところ金銭的報酬以外の何かを見出せない状態が続いています。
おそらく、経歴や業績として載せることができたり、大学教員を目指す方にとっては経験自体が財産になるということがあるかと思います。他にも、人を育てる、人材育成の一助になることにやりがいを見出す方もいるかも知れません。私も当初は人を育てる過程に自分が加われるのではという期待があり、非常勤講師のオファーをお引き受けしたという経緯があるため、お話を頂いた際には学生にいろんな話をしようというやる気が先走っていたのも確かです。
ただ、実際には現実は厳しいものでした。
私が非常勤講師を務めている大学はある地方都市の私立大学で、所謂Fランク大学に分類されます。学校案内やホームページを見る限り学生確保にかなり苦戦している様子です。どういうわけか、本人に学習意欲がないにも関わらず大学に来てしまった学生が多いようで、当然ながら受講生の意欲は非常に低いというか、ほぼ無いに等しいといっても言い過ぎではありません。講義1回目の最初からペチャクチャ話をしたり、眠っていたり、質問しても黙ったままでうんともすんとも言わない学生、果たして何故に大学に進学してきたのか全くわからない学生が本当に多くいます。
ほんの一部の学生は真面目な受講態度ですが、彼らも理解しているのか何なのか分からず、こちらとしても非常に戸惑ってしまうのが正直なところです。