今回は、「ハロー効果」について。
「ハロー効果」とは、人を評価するときに、その人の強い特徴に評価がかたよってしまうことです。
たとえば、学生の身だしなみが良くなかったとしても、学業の成績がとても良ければ、その人の評価が高くなってしまうことです。
人事の視点で言うと、人を評価するような立場の方はハロー効果を意識する必要があります。
どうしても、印象の強いところに印象が残ってしまいます。
売上実績がよかったとか、お客の評判が良いとかなどなど、これらは、良い評価をつけやすい項目です。
たとえ、その人が遅刻が多かったとしても総合的に判断すると良い評価になる場合があるのではないでしょうか。
ただ、組織として考えると、素行のわるい社員が会社の評価がよいと言うことになれば、他の社員の納得をえられないでしょう。
そうなれば、退職率のアップし、モチベーションの低下をまねきかねません。。
評価するさいに、その人の全体像をしっかりと把握する努力をすることが大切です。
そして、評価される立場になったさいには、人と言うのは、バイアスで公平に評価できるものではないと理解する。
そうすれば、こころにも余裕ができて他人の評価に一喜一憂することもないと思います。
それにしても、「人が人を評価する」なかなか難しいことです。