2月も今日で終わり、明日から3月です。

いよいよ待ちに待った春到来です。

 

ここ茨城県では、梅で有名な水戸偕楽園や筑波山では恒例の梅まつりが始まっています。

梅まつりが終わると今度は桜の季節ですね。

一気に春がやってきます。

 

寒く日が短い冬の季節から日増しに暖かくなり、日が長くなっていくこの時期は、冬ざれた寂しい季節から解放されて心も体も浮き浮きしてきます。

 

一昨日、東京では「東京マラソン2017」が開催されました。

2007年に当時の石原知事の発案で第1回大会が行われてから、今年で10年になります。

 

今ではすっかりおなじみの大会になっています。

申込者も多く、最近では募集定員約3万人に対し、抽選倍率は10倍にもなっています。

 

私はこれまで東京マラソンには参加したことも、申込みをしたこともありませんが、本当にすごい人気ですね。

フルマラソンとしての東京マラソンではなく、東京シティマラソンのときは何度か走ったことはありました。

こちらはハーフマラソンでした。

 

西新宿に東京都庁舎が完成し、それまでの丸の内から移転した時に、当時の鈴木知事が実行委員会長として実施したものです。

スタートは東京都庁舎前で、飯田橋、日比谷公園、東京タワー付近から最後は大井競馬場へと向かう片道コースでした。

 

そのうち、交通規制の関係もあり、東京都心から離れた東京ビッグサイト側の方にコースが変わったりもしていましたが。

 

今の東京マラソンは倍率が10倍にもなって、参加するまでが第一の関門になっています。

定員約3万人に対し、10倍の30万人のフルマラソンランナーが実際に申し込んでいるのかは疑問ですが。

今年は3万6千人に対し、36万人が応募ということです。

 

昔私も参加していた青梅マラソンなども、当時としては人気があって事前の抽選がありました。

何とか抽選に潜り込もうとしてほかの人の名前で申し込んでいる人もいました。

 

私は他人の名前まで借りて申し込んだことはないのですが、他の人の名前で出たことはあります。

そのときは自分で申し込んだのが外れていて、会社の仲間が当人の分と名前を借りた人の方も抽選で当たったので代わりに出ないかと言われて参加しました。

 

この青梅マラソンのスタートでは、当大会の過去の記録を基に整列します。

そのため、これまで走ったこともなく記録のない人の場合、ゼッケンが最後尾になっていて、スタートしてから実際にスタートラインを踏むまでにかなりの時間を要します。

また、記録証をもらっても自分の名前ではないので、本当に走った実感はあまり湧きません。

 

ところで、今回からコースの一部が変更になり、これまでのコースに比べて走りやすくなったようです。

そのため、世界記録の更新も期待された大会となりました。

 

現在の世界記録は2時間2分57秒ですが、結果はケニアのキプサングが世界記録に1分遅い2時間3分58秒で優勝しました。

そして驚くことには、今大会の男子マラソンの1位から6位までをケニア勢が独占したということです。

 

今世界ではかなりの高速レースとなっており、2時間3分58秒の記録でも世界歴代では12番目ということす。

世界歴代50位のタイムでも2時間5分52秒というから、かなり早い記録となっています。

 

一方、主催国日本の選手はどうかというと、井上大仁の2時間8分22秒の8位が最高でした。

他3人の日本選手も2時間9分台でフィニッシュしたものの、世界との差は歴然です。

これが今の世界のマラソン界と日本の実力差なのかもしれません。

 

女子マラソンについても同様です。

優勝したケニアのチェプチルチルの2時間19分47秒に対し、日本勢トップの藤本彩夏でさえ、2時間27分8秒と振るいませんでした。

 

シドニーオリンピックで優勝した高橋尚子や、2004年アテネオリンピックで優勝した野口みずきのような選手は今の日本にはいないのだろうかと嘆かわしく思います。

2020年の東京オリンピックに向けて日本選手も何とか頑張ってほしいものです。

 

長くなったので今日はこの辺で。