厚生労働省は非正規労働者の企業内での処遇を改善するため、新たな助成金制度を創設する。まず非正規を対象に、職業訓練などの人材育成に取り組んだ企業への助成を1月中旬から始める。来年度には有期契約の労働者を正規雇用や無期雇用に転換した企業への助成も始める。労働者の3分の1を占める非正規の処遇改善を促す。
(日本経済新聞)
さて、安倍政権が始動しました。緊急経済対策でGDP2%upと60万人の雇用を謳っています。実現できるのでしょうか?
数々の助成金が今年度終了となりましたが、新たな助成金の創設の話題です!
非正規労働者の
・職業訓練
・無期労働契約への転換
・法定外健康診断の導入
など処遇改善に努める会社対象の助成金を創設するということです。
労働契約法の改正により、有期労働契約から無期労働契約への転換制度も今年4月よりのスタートします。これは平成25年4月以降に開始した有期労働契約の通算契約年数が5年を超える場合に労働者が無期転換を申し込んだら対象ということですから、平成30年4月以降に初めてこの対象者が発生します。それに先駆けて会社が無期転換をすると助成金がもらえるということとなりそうです。
金額などはまだわかりませんが、緊急経済対策や2013年度の予算案に盛り込まれる予定です。
非正規雇用から正規雇用へシフトするしくみが着々と準備されていますね。若者の安定雇用の促進を期待します。
しかし、企業も「派遣切り」から「正社員切り」へシフトする傾向にあるように思えます。本当に厳しい世の中…。
