感情労働とは自分の気持ちを押し殺し、相手に合わせた言葉や態度で対応する仕事のことだ。米国の社会学者アーリー・ホックシールドが肉体労働・頭脳労働と並ぶ第三の労働形態として提唱した。激烈な競争を勝ち抜くための企業はサービス合戦に明け暮れる。お客様は『神様』のように扱われ際限なく要求水準を高める。サービス産業の比重が増していることもあり、世界で感情労働は拡大。物があふれる消費社会。値段や品質に大きな差がなければあとはサービスが勝負を分ける。顧客の要望を大事にするのは当然だが、働き手の笑顔が報いられる保証はない。空気のようにタダと思われる笑顔。だが本当に『スマイルはゼロ円』なのか?(日経新聞)
金融や通信を除く狭義のサービス業は2005年に国内総生産の23.2%と製造業の22.7%を上回り5年前と逆転した。『日本人社員の顧客対応は世界一』と外資系高級ホテルの外国人総支配人は言う。しかし、サービス業の生産性伸び率は日本が年率0.8%、米国は2%。日本人の間で『おもてなし』はタダという意識は強い!!マクドナルドでは『スマイル0円』と表示されているが店長の残業代にあてるためにも値上げしてみてはどうだろうか?例えば『スマイル10円』とか!!
製造業は生産性伸び率4%強と米国の伸びより高い。同じ仕事をしていながら低賃金に泣いている日本のワーキングプアたちの悲鳴が聞こえてきそうだ…

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