集会は年末年始に「年越し派遣村」を運営した労組などが主催。仕事があるときだけ雇用契約を結ぶ「登録型」派遣の禁止などを盛り込むよう求めている。
(毎日新聞)
「登録型」派遣というのは、派遣会社にあらかじめ登録をしておき、派遣相手から求めがあった場合に、登録労働者の中から求めに応じた労働者を雇い入れ、その労働者を派遣する事業です。仕事がある時だけ雇用契約を結ぶのですから、とても不安定な働き方ですね。しかし、派遣労働者を求める側からすると、「仕事のあるときだけ」というところに魅力があるわけです。
労働者派遣法の改正の審議は先送りにされたままになっています。野党間は共闘して登録型派遣の禁止を打ち出してくるようです。わたしも、登録型派遣の禁止には賛成ですが、そうなると製造業派遣解禁とともに爆発的に増えた派遣会社は大打撃ですね。ただ、派遣という働き方は、もともと不安定で、臨時的、一時的なものという考えを働く側にも浸透させるべきです。
尊厳のある労働と生活を手にするためには、将来につながる労働をするべきです。臨時的、一時的な働きかたでは、将来につながらないという意識を高める必要があると思います。