今日の日経新聞に、「男性の育休促進へ助成金」という記事が出ていた。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF22H0C_S5A920C1MM8000/
過去3年間に男性の育休取得者がいない企業で、男性従業員が配偶者の出産から8週間以内に5日以上の育休をとれば助成金を出す、ということらしい。 マニュアルづくりなど、育休をとりやすい体制を整えた企業に、別途30万円の助成金を支払う制度も設ける、とのこと。
たった「5日」?
すでに男性が育児休業していたらダメ?
日経は「中堅・中小企業に男性従業員の育休を根付かせる呼び水となりそうだ」としているが、
はたして効果は???
思いかえせば、育児休業の制度ができた1991年は、ちょうど長女が生まれた年だった。
施行が92年の春からで、神さんは仕事を継続。産休あけから半年間は、親元や親戚を頼って、毎朝、毎夕、子どもを送り迎えするのは、主に僕の仕事だった。
今は、「イクメン」などといって、男性の育児休業を行政も後押ししてくれるが、当時はかなりきびしい時代だった。会社は土日出勤も多かったが、その分、平日はかなり育児を頑張ったつもり、ではある。
(神さんは、あまり評価してくれないが…)
92年の4月から9月まで、かみさんが育休を取得。しかしその後、職場に復帰すると同時に保育所に入所させてもらったが、その送迎がまた大変で、延長保育も十分ではなく、4時半には迎えに来い、というルールだった。
まあ、僕の場合は、周囲にもそういう協力者がいて、なんとか育児と仕事の両立ができたわけだが(その意味では、元祖イクメン、だとおもっていますが、周りの協力がなければ、難しかった)…。
国の政策目標で、2020年までに、男性の育児休業取得率を13%にする、というのがある。
現状はまだ2.3%。このままでは達成できないので、「たった5日でもいいから、お願いだから男性もとって」っていう感じ?
この数字、当初から無理なんじゃない?と思っていました。
連合の調査では「働きながら妊娠した女性の約40%が、育児休業を取得したくても取れなかった」、「働く女性の妊娠・出産に対する社会の意識の変化は感じない」とする女性が60%」といった報道もある。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG15HBV_V10C15A9CR8000/
男性の育休取得にインセンティブをつけ、若い世代にもっと子供を生んでもらわないと、社会が大変、というのが国の意図でしょうが、
「助成金つけたら何とかなる」というのは、発想が貧困だな、と思う。