会社を守る労務管理の専門家
北千住の特定社労士、CFP、行政書士 古谷です。
昨日の記事に続いて、
今日は、「選択制」確定拠出年金のメリット、デメリットについてです。
企業側、従業員側それぞれについてです。
1.導入企業
●メリット
・企業は確定拠出年金を導入しても、
掛け金を拠出しないため、
大きな資金を準備する必要がありません。
・掛け金は、労使折半である社会保険料計算の対象外のため、
企業にとっても社会保険料負担が軽減されます。
・従業員だけではなく
代表者、役員のみでも加入が可能なため、
少人数でも確定拠出年金の導入が可能です。
●デメリット
・確定拠出年金の導入や継続のための
コストや業務負担が増えます。
2.従業員
●メリット
・従業員の加入は任意であるため、
自分の現況やライフプランに沿った資金拠出が
可能になります。
・掛け金は給与から控除されるため、
所得税、住民税と、
標準報酬等級が下がれば、社会保険料も軽減されます。
・運用期間中は、運用益が非課税扱いとなり、
そのまま運用に回せるため運用効率が高くなります。
また、一時金として受け取る場合は、
退職所得として退職所得控除が、
年金として受け取る場合は、
雑所得として公的年金等控除の対象となるなど
税制の優遇を受けることができます。
●デメリット
・掛け金を60歳まで引き出すことができません。
・税金、社会保険料が削減されるメリットがある一方、
標準報酬等級が下がることで
将来受け取る厚生年金受給額が減少することになります。
「選択制」確定拠出年金は、
2002年にユニクロさんがいち早く導入し、
「ユニクロ型」確定拠出年金とも呼ばれています。
「選択制」確定拠出年金は、公的年金を補完する制度です。
老後生活の準備のため、導入を検討する企業もあると思います。
給与水準や年齢によって、
税金や社会保険料の軽減額なども異なります。
制度導入に際しては、
従業員が個別にそれらを確認することや、
企業が制度を十分に説明し、
従業員に理解してもらうことが大切です。
オフィス・フルヤ 所長 古谷光市
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