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平成28年度の社労士試験を受験された皆さま、本当にお疲れさまでした!また、コメントをいただいた皆さま、本当に有り難うございます。
遅ればせながら、皆さまから寄せられたコメントも踏まえ、選択式問題のレビューを行います。復習や、今後の学習をする上での参考としていただければ幸いです。
なお、各設問の目標点は、あくまで「得点したい点数」であり、基準点を予想するものではない点を、ご了承ください。
~ 選択式試験の総評 ~
今年は昨年から打って変わり、選択式は「易化」しました。目的条文からの出題もあり、各科目ともに基本事項からの出題も数多くありました。
また、労災保険法や国民年金法の空欄D・Eなど、「やや細かい」と思えるような出題であっても、それは重要な今日的テーマからの出題であり、かつてのような「奇問」はほとんどありませんでした。
また、社会保険一般常識の空欄Aなど、まさに一般常識を問うような出題が見られたことも今年の選択式試験の1つの特徴と言えるでしょう。
その一方で残念だったのは労働一般常識の出題です。毎度のことですが、受験生の実力に関わらず基準点を割るような設計がなされており、明らかに合格者数の調整弁とされていることが伺えます。
恐らく労働一般常識の基準点は2点まで引き下げられるものと考えますが、このようなやり方で合格者数や合格率を調整する方法から、そろそろ完全に脱却してもらいたいと切に願います。
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では、設問ごとにレビューを行います。
1)労働基準法/労働安全衛生法 ・・・ 目標点:4~5点
A:7:易:設問(判例)の理解はやや難しいが、空欄そのものは基本事項
B:4:易:基本事項
C:9:普:基本事項であるが、他の選択肢とやや迷いやすい
D:14:易:基本事項
E:18:易:重要な改正事項
2)労災保険法 ・・・ 目標点:3点
A:7:易:基本事項
B:6:易:基本事項
C:10:普:平成22年に出題実績あり(脳血管疾患及び虚血性心疾患等の認定基準)
D:16:普:常識的に推測可能
E:19:難:空欄Cの制約及び空欄Dとのバランスから絞り込み可能(が、細かい)
3)雇用保険法 ・・・ 目標点:4点
A:15:普:目的条文であるが、あまり意識しないキーワード
B:1:易:目的条文、かつ、重要キーワード
C:19:普:目的条文であるが、あまり意識しないキーワード
D:9:易:支給対象者を問うものであり基本事項
E:4:易:基本事項
4)労働一般常識 ・・・ 目標点:1~2点
A:4:難:労働費用の定義に関する記述がなく正解は困難
B:2:難:同上
C:2:易:常識問題(保険料の算定基礎や保険料率を知っていれば正解できる)
D:4:普:統計名を問う出題は定番化しつつり、「雇用労働者数」から絞り込みも可能
E:2:難:やや意外な調査結果であり正解は困難
5)社会保険一般常識 ・・・ 目標点:3~4点
A:15:難:常識問題であるが知らなければほぼ正解できない
B:11:易:基本事項
C:13:普:児童の定義(選択肢5)とも迷いやすい
D:1:易:基本事項
E:16:易:基本事項
6)健康保険法 ・・・ 目標点:3点
A:12:普:新設区分(昨年度改正)の算定基準額を問うものであり正解したい
B:5:普:「高額療養費」の額を問う出題であることを間違えなければ正解できる
C:8:普:新設区分(昨年度改正)の算定基準額を問うものであり正解したい
D:20:普:基本事項であるが、選択肢13と勘違いやすい
E:18:易:基本事項
7)厚生年金保険法 ・・・ 目標点:3~4点
A:12:易:基本事項
B:7:易:基本事項
C:6:難:通常はテキスト等で強調しないキーワードである
D:10:普:やや細かい部分であるが出題実績がある
E:14:易:基本事項
8)国民年金法 ・・・ 目標点:2~3点
A:14:易:目的条文、かつ、重要キーワード
B:15:易:同上
C:7:普:他の選択式は明らかに誤りであるがやや細かい
D:3:難:重要なテーマであるがかなり細かい
E:12:難:同上
以上から合計目標点は、25~26点となります。
次回以降、2回に分けて択一式のレビューをお送りします。
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