よく大規模なイベントがあると

 

なお、これによる経済効果は

○○億円になる見込みです

 

みたいなニュースが流れる。

しゃらくせーなーと思う。

 

特にオリンピックや

先だって開催されたWBCとか

スポーツ関係において

“経済効果”云々を持ち出されてしまうと

チっ!と舌打ちしたくなってくる。

 

まあ、確かに経済効果はある。

それは認めるが

スポーツに感じた高揚感が薄まってしまう。

鼻白んじゃう。

経済云々で戦ってねーよ、と

自分が競技したわけでもないのに

変に憤ってしまう。

先日

僕の友人が女性を食事に誘ったらしい。

 

それ以前に、数名の食事会があったらしく

隣の席になったその女性が話しながら

彼の腕や肩にタッチしてきたらしい。

 

いわゆる、ボディタッチというやつだ。

 

彼からしてみたら

「これはイケる!」と思ったことだろう。

そう思う気持ちは分からないでもない。

…いや、よく分かる。

 

で、彼は新たに食事に誘ったわけだ。

そこそこ高級なレストランだったらしい。

結果としては

食事が終わって「ごちそうさまでした」

で終わってしまい

それ以降が続かなかったらしい。

よーく考えてみると

この場合

女性のボディタッチには

経済効果があることが分かる。

今回は数万円規模だったかもしれないが

日本中、いや

世界中のボディタッチを換算すれば

たぶん年間で数億円の経済効果が

見込めるんじゃなかろうか。

ひょっとすると数兆円いっちゃうかも

 

男が女性にボディタッチしても

ここまでの経済効果にならないだろう。

セクハラで訴えられるか

痴漢で捕まるだけだ。

弁護士費用等が発生する可能性もあって

経済効果と言えなくも無いけれど

どちらかというと負のベクトルなので

諸手を挙げて喜びづらい。

 

僕が彼にできることは

「君は経済効果の担い手なんだよ」

と慰める以外にない。

 

世の中はボディタッチで回っている。

そう言っても過言ではない。