というわけで

これから福岡に向かうわけですが

ホントのさっき、ホヤホヤ話をする。

 

搭乗手続きが済み

手荷物検査ゲートの列に並ぶ。

 

僕の横の列に

大学生くらいの女子3人組がいたんだけど

何をトレーに入れて通過させるかで

揉めている。

 

僕も飛行機に乗るのは8年ぶりくらい。

検査の勘所をすっかり忘れてしまっている。

とは言え

引っ掛かりたくはないので

あれこれ考えずに

ポケットにあるものは

全てトレーに入れてしまった。

 

女子大生達は

「ほら、あの人、トレーに入れてるじゃん」

と、僕の動向を注視している。

たぶん、時計のことだろうか。

彼女達の中では

僕がロールモデルだ。

良き模範であり、手本となる人だ。

 

あれこれ考えずに

ぜんぶ預けちゃえばいいんだよ

 

と、ダンディーな背中で語りながら

自分の番となり

ゲートを通過しようとする俺。

 

♪ピーピーピー

 

オーマイガっ!

オーマイガっ!

なんてこったい。

引っ掛かっちまった。

 

女子大生達よ。

そんな目で僕を見ないでくれ。

(見てないか?)

 

この恥ずかしさ。

皆さんご理解いただけるだろうか。

穴があったらもっと掘って

奥深くに入りたい。

 

昔、『シェーン』という

西部劇映画があったけれど

あの最後のシーンを知っているだろうか。

去って行くシェーンに向かって

少年が叫ぶ。

「シェーン!カムバーーーック!!」と。

その声を背に

馬に跨がったシェーンは

後ろを振り返らずに颯爽と駆けて行く。

 

だけど、もしも、だ。

 

いざ駆けだして

目の前にある駅の自動改札を

抜けようとしたその瞬間

♪キンコ~ン

扉が閉まった(タッチが甘かった)としたら

シェーンもきっと恥ずかしがるだろう。

 

それと同じだ。

 

余計わかりにくいか。

シェーンは改札なんて通過してないし。

さあ、早く行かないと

搭乗に遅れちゃう!